モリー(B・マーフィー)の世間慣れがそのまま画面に現れているようで、一貫してファンタジックな雰囲気は崩さないものの、徐々に現実味が出てくる。それに反比例(ある意味比例)するように頑だったレイ(D・ファニング)は子供らしさを取り戻していく。
女の子の友情物語でもあるこの作品は、男が観ても違和感はない。スポットが完全に二人の関係に絞られているから、周囲のキャラクターが多少希薄な気もするが、それを補ってあまりある主人公の二人の演技はさすがに定評があるだけはある。残念ながらB・マーフィーの出演作は『ジャスト・マリッジ』しか観ていないので、コメディアンヌの彼女しかしらない。近いうちに他の作品も観てみたいものだ。D・ファニングは細さと白さが目立ってしまって彼女らしい可愛さが少々殺がれていた気がする。役どころからするとあれでいいのだろうがね。
原題 | UPTOWN GIRLS |
製作年 | 2003 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 93 |
監督 | ボアズ・イェーキン |
原作 | アリソン・ジェイコブス |
脚本 | ジュリア・ダール モー・オグロドニック リザ・デヴィッドウィッツ |
撮影 | ミヒャエル・バルハウス |
出演 | ブリタニー・マーフィ ダコタ・ファニング マーリー・シェルトン ドナルド・フェイソン ジェシー・スペンサー ヘザー・ロックリア オースティン・ペンドルトン |
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