ベティ(R・ゼルウィガー)に惚れた(笑)。あの微妙な表情は、はっきり好き嫌いが分かれるところだろうが、他の作品ならともかく、これに関しては絶妙。彼女のために書かれた脚本と言っても過言ではないだろう。年齢を考えると微妙だということはこの際忘れたほうがいい。
コメディのつもりでお気楽モードで観てたら冒頭の殺人シーンで心臓がひっくり返った。も、もしかしてあれは笑うシーンなのか?かなり引くと思うのだが。
そこから先は最後までほのぼの。彼女の表情だけで楽しめた。勿体無いと思う伏線やシーンも幾つかあったが、そこはそれ。突っ込むまでもないことだ。
客観的に観てしまうともうそりゃ面白くもなんともないかもしれないので、ぽわわ~と心の間口を広くして観ることをお勧めする。
ところで、なぜM・フリーマンはこの役を引き受けたのだろう。全然作品の中に溶け込めてない。だからこそ、全体的に浮つき過ぎなくてすんだとも言えるが。
さらにジョージ(G・キニア)のことを“最上の男前”と評する台詞(これがまた重要な台詞だったりする)があるが、それならもっと男前をキャスティングしたほうが良かったのではないのだろうか?それともその台詞とのギャップを笑えというのか?うーん。
ついでにもう一つ。『バックトゥーザフューチャー』のお父さん役で出てたC・グローバーが好い味出してる。あの動きはそのまんまだ(笑)
原題 | NURSE BETTY |
製作年 | 2000 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 112 |
監督 | ニール・ラビュート |
原作 | ジョン・リチャーズ |
脚本 | ジョン・リチャーズ ジェームズ・フラムバーグ |
撮影 | ジャン=イヴ・エスコフィエ |
出演 | レニー・ゼルウィガー モーガン・フリーマン クリス・ロック グレッグ・キニア クリスピン・グローヴァー |