彼女(J・ジヒョン)-そう言えば最後まで“彼女”の名前が出てこなかったのは面白い-の行動とキョヌ(C・テヒョン)の対応が非常に身近な(ある意味身につまされる)ので二人の心境はよく理解できる。だからこそ二人の関係の変化が切なくて嬉しかった。
原作はインターネット上で公開された体験談を基にした書き込みだそうだ。“猟奇的”という言葉は韓国の今時の意味では、ホラー的要素はなく、“個性的”とか“クールな”とかカッコいいというイメージで使われているそう。確かにズケズケと物言う(ついでに手も出る)彼女はカッコよく目に映るのだが、それが強がりであるからこそ男には可愛くて仕方がない、って…わはは。
ラストで二人がIDをかざして店に入るショットが挿入されるが、これがまた良い。もちろんカッコいいベストショットであるだけでなく、二人の過去も未来もこのショットに集約されていると感じた。単なるべたな恋愛映画として終わるのではなく、このショットがあるおかげで観終わったときに清々しさが出て心に印象に残る作品になった。
原題 | MY SASSY GIRL |
製作年 | 2001 |
製作国 | 韓国 |
時間 | 122 |
監督 | クァク・ジェヨン |
原作 | キム・ホシク |
脚本 | クァク・ジョヨン |
撮影 | キム・ソンボク |
出演 | チョン・ジヒョン チャ・テヒョン キム・インムン ソン・オクスク ハン・ジンヒ キム・イル |
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