2009年7月29日水曜日

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

…長い!そして怠い!正直、眠気以外は何にも感じなかった。そりゃ確かに個々のシーンは美しいし、色々と想いを馳せるものに仕上がっていたけども…ずーっと一本調子で叙情詩聞かされてれば、そりゃもう眠くもなる。何かと勿体ない感じのする映画だった。
肉体的に年齢が逆転するという発想は面白いと思うし、実はそこ(老人と幼児)には見た目以上の違いはほとんどないという事実にも驚いたが、そこを軸にしたネタが皆無であるのに何を感じ取れと。
逆にいうとその不思議な現象を入れる必要があったのか?普通のロマンスとして描いた方が良かったのでは?
彼の数奇な人生をどう魅せてくれるのか、どうオチをつけてくれるのかをワクワクしてただけにがっかり。
せめてベンジャミン(B・ピット)とデイジー(C・ブランシェット)の恋愛部分をもっと濃く描いてくれたら切なくて泣けたかも知れないのに・・・。残念だ。

原題:THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON
製作年:2008
製作国:アメリカ
時間:167
監督:デヴィッド・フィンチャー
原作:F・スコット・フィッツジェラルド
原作:エリック・ロス
ロビン・スウィコード
脚本:エリック・ロス
撮影:クラウディオ・ミランダ
出演:ブラッド・ピット
ケイト・ブランシェット
ティルダ・スウィントン
ジェイソン・フレミング
イライアス・コティーズ
ジュリア・オーモンド
エル・ファニング
タラジ・P・ヘンソン
フォーン・A・チェンバーズ
ジョーアンナ・セイラー
マハーシャラルハズバズ・アリ
ジャレッド・ハリス
デヴィッド・ジェンセン
テッド・マンソン
トム・エヴェレット
フィリス・サマーヴィル
ドン・クリーチ
ジョシュア・デローシュ
リッチモンド・アークエット
ジョシュ・スチュワート
イリア・ヴォロック
ジョエル・ビソネット
チャールズ・ヘンリー・ワイソン

2009年7月20日月曜日

REC:レック/ザ・クアランティン

脚本もキャラも舞台構造もオリジナルと同じなんやけど、わざわざハリウッドでリメイクした意味があるのか?主役(?)のキャスターとカメラワークに至ってはオリジナルの方が良かった気がするし。
続編もあるみたいやけど、どっちの制作なんだろか。

原題:QUARANTINE
製作年:2008
製作国:アメリカ
時間:89
監督:ジョン・エリック・ドゥードル
原案:ジャウマ・バラゲロ
ルイス・ベルデホ
パコ・プラサ
脚本:ジョン・エリック・ドゥードル
ドリュー・ドゥードル
撮影:ケン・セング
出演:ジェニファー・カーペンター
スティーヴ・ハリス
ジェイ・ヘルナンデス
ジョナサン・シェック
コロンバス・ショート
アンドリュー・フィセラ
ラデ・シェルベッジア
グレッグ・ジャーマン
バーナード・ホワイト
ダニア・ラミレス
エレイン・ケイガン
マリン・ヒンクル
ジョーイ・キング
ジャーメイン・ジャクソン
シャロン・ファーガソン
デニス・オヘア

2009年7月19日日曜日

007/慰めの報酬

もうシリーズとして全く別物。そう思えば中々楽しめる。
が、陸海空と縦横無尽に暴れまわる一人Aチーム(ボーン?)的アクションは、正直もうお腹一杯。現実/人間味よりも007には"艶"が欲しいと思うのは筋違い?
悩める主人公はいらない。無敵超人もマーベラスに任せとけ。飄々としたプレイボーイが植木等ばりに敵の弾をかいくぐる、そんな007が観たいんだ。

そうそう、タイトルコールが最後なのはそこから過去の007が始まるって示唆?うーん。
いや、単発の映画としては良いと思う。何かと仮想敵が創り辛い世の中でありながらも、何とかシリーズが続いてるってのも嬉しいと思う。でも、でも・・・ねぇ。

原題:QUANTUM OF SOLACE
製作年:2008
製作国:イギリス
アメリカ
時間:106
監督:マーク・フォースター
原作:イアン・フレミング
脚本:ニール・パーヴィス
ロバート・ウェイド
ポール・ハギス
撮影:ロベルト・シェイファー
出演:ダニエル・クレイグ
オルガ・キュリレンコ
マチュー・アマルリック
ジュディ・デンチ
ジェフリー・ライト
ジェマ・アータートン
イェスパー・クリステンセン
デヴィッド・ハーバー
アナトール・トーブマン
ロシー・キニア
ジャンカルロ・ジャンニーニ
ホアキン・コシオ
グレン・フォスター
フェルナンド・ギーエン・クエルボ
スタナ・カティック
ニール・ジャクソン

ワールド・オブ・ライズ

最後まで引き込まれた。うん、面白い・・・が、ちょっと待て。そんな安易な思いつきで民間人を巻き込んで良いのか?
R・スコット的に色々比喩(揶揄?)を含ませてると見ることもできるがそうするとあまりにもあまりにも、だ。これは単なる娯楽として観ないと楽しめない。
R・クロウの太り具合とあの目つき。どこまでが演技か知らないけど、似合いすぎてるよ。彼がメインでスピンオフを観たいくらいだ。
ディカプリオは、きっと思うところがあって重い作品に精力的に出演しているのだろうが、そろそろコメディ路線の作品も観たいと思う。

原題:BODY OF LIES
製作年:2008
製作国:アメリカ
時間:128
監督:リドリー・スコット
原作:デイヴィッド・イグネイシアス
脚本:ウィリアム・モナハン
撮影:アレクサンダー・ウィット
出演:レオナルド・ディカプリオ
ラッセル・クロウ
マーク・ストロング
ゴルシフテ・ファラハニ
オスカー・アイザック
サイモン・マクバーニー
アロン・アブトゥブール
アリ・スリマン
ヴィンス・コロシモ
メーディ・ネブー
マイケル・ガストン
カイス・ネシフ
クララ・フーリ

2009年7月11日土曜日

ラッシュアワー3

内容も展開も脚本も、シリーズ中ずっと同じなんである意味安心して楽しめた。単に思い出せなかっただけなんだけど、シリーズを続けて観て正解。今どき珍しいクラシックでマイナーな大作だ。
C・タッカーの変わりようにびっくり。太ったというか、貫禄ついて男前になったよ。もしかして路線変更したら良い俳優になるんじゃ?
J・チェンは変わんないなぁ。いや、もちろん年齢的なものはあるんだけど、魅せ方が巧いというか雰囲気が変わらない。凄いことだ。
それにしてもこのキャスティング・・・。ハリウッド映画とは思えないんだけど、どうなの?

原題:RUSH HOUR 3
製作年:2007
製作国:アメリカ
時間:100
監督:ブレット・ラトナー
脚本:ジェフ・ナサンソン
撮影:ジェームズ・ミューロー
出演:ジャッキー・チェン
クリス・タッカー
真田広之
ノエミ・ルノワール
マックス・フォン・シドー
イヴァン・アタル
工藤夕貴
ロマン・ポランスキー
ジュリー・ドパルデュー
チャン・チンチュー
ツィ・マー
ロゼリン・サンチェス
ヴィニー・ジョーンズ

ラッシュアワー2

懐かしいコメディとしては軽くて面白い。割りと粒揃いな出演陣なのにZ.ツィイーだけでなく扱いが雑な気がしたのが残念。主役の2人以外はどうでもいい感じ。そのくせ細かい処で香港映画や前作を意識したような演出が笑えた。大笑いはしないけど嫌いじゃない。

原題:RUSH HOUR 2
製作年:2001
製作国:アメリカ
時間:90
監督:ブレット・ラトナー
キャラクタ創造:ロス・ラマナ
脚本:ジェフ・ナサンソン
撮影:マシュー・F・レオネッティ
出演:ジャッキー・チェン
クリス・タッカー
クリス・ペン
ドン・チードル
ジョン・ローン
チャン・ツィイー
アラン・キング
ロゼリン・サンチェス
ハリス・ユーリン
ケネス・ツァン
マギー・Q
ジョエル・マッキノン・ミラー

2009年7月10日金曜日

イーグルアイ

酷評多いけど結構好き。中盤でアリアが出てくるとこ辺りからドキドキ感が薄れるのはしゃーないか。前半はサスペンス仕立てで盛り上げて、中盤早々にネタばらしをしてから後半に掛けてアクションで押し切る。ある意味王道(笑)なパターンだし、サスペンスを期待すると痛い目にあう。
緻密に計算する割にはかなり大胆というか、ちょっと派手にやり過ぎってとこが笑えるよね。あんまり細かく考えずに観るのが吉。
S・ラブーフはそういうキャラなんだけど、やっぱ物足りない。もう少し存在感が欲しいところ。立て続けに話題作に出てるってことは当然期待もされてるんだろうし、実力も運もあるんだろうからね。まぁ好みの問題なんだけど。
M・モナハンも同じな感じ。相性の良い相手を見つければブレイクするんじゃなかろうか。

原題:EAGLE EYE
製作年:2008
製作国:アメリカ
時間:118
監督:D・J・カルーソー
原案:ダン・マクダーモット
脚本:ダン・マクダーモット
ジョン・グレン
トラヴィス・アダム・ライト
ヒラリー・サイツ
撮影:ダリウス・ウォルスキー
出演:シャイア・ラブーフ
ミシェル・モナハン
ロザリオ・ドーソン
マイケル・チクリス
アンソニー・マッキー
ビリー・ボブ・ソーントン
イーサン・エンブリー
アンソニー・アジジ
キャメロン・ボイス