2003年9月26日金曜日

リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い

古典文学のヒーロー達が集結!っていうけど、7人全員(悪ボスを含めると8人)に馴染みがある人は一体どれくらいいるのだろうか?
ピンとくるのは『トム・ソーヤ』『ネモ船長』『ジキル博士とハイド氏』くらいで、『ミナ・ハーカー』は知らなかったのが悔しいが、『ドリアン・グレイ』はそういえばそういうキャラクターの話は聞いたことがあるって程度だし、『ロドニー・スキナー』と『アラン・クォーターメイン』に至っては誰それ?って感じ。まぁ全員知らなくてもそこそこ楽しめるようにはなってるが、こういうのはやっぱりバックボーンがあるのとないのでは面白みも全然違うんだろうなと思う。
内容は、キャラクターのごった煮状態なので中途半端にならざるを得ないのは観なくても想像がつく通り、かなりの制作費をつぎ込んだらしいがチープ。ただ、多少なりとも個々のキャラクターの見せ場を作ってるから、それだけでも最後まで楽しめた。

原題THE LEAGUE OF EXTRAORDINARY GENTLEMEN
製作年2003
製作国アメリカ
ドイツ
時間110
監督スティーヴン・ノリントン
原作ケヴィン・オニール
アラン・ムーア
脚本ジェームズ・デイル・ロビンソン
撮影ポール・ルベル
出演ショーン・コネリー
スチュアート・タウンゼント
ペータ・ウィルソン
シェーン・ウェスト
トニー・カラン
ジェイソン・フォレミング
ナセールディン・シャー
リチャード・ロクスバーグ
マックス・ライアン

2003年9月25日木曜日

撃鉄

『沈黙』シリーズのようなアクションを期待して観たせいか、なんともまぁ・・・。派手なのは観てて楽しいが、セガール以外の登場人物が意味もなく人を殺していくのはどうもいただけない。流行のサイコ的なキャラクターも登場するがあんまり魅力ないし。
ストーリーはとにかくアクションを見せたかったというのにしても中途半端さが残る。そうそう、セガールの体術をストップモーション付きで見せるのは失敗だと思う。

原題THE FOREIGNER
製作年2003
製作国アメリカ
時間95
監督マイケル・オブロウィッツ
脚本ダーレン・キャンベル
撮影マイケル・スロヴィス
出演スティーヴン・セガール
アンナ=ルイーズ・プロウマン
マックス・ライアン
ジェフリー・ピアース
シャーマン・オーガスタス
ハリー・ヴァン・ゴーカム
ゲイリー・レイモンド

2003年9月24日水曜日

恋は邪魔者

一瞬『10日間で上手に男をフル方法』を思い出させるシチュエーションとも思えるが、全く違う。ラブコメディとロマンティックコメディとの違いというと判るだろうか。
R・ゼルウィガーの可愛らしさは60年代のカラフルさが良く似合う。E・マクレガーの人形のような顔立ちもファンタジーとも言えるセットに良く似合ってた。往年のロマンティック・コメディを復活させたような画面構成と脚本が、野暮ったくならなかったのは不思議な感じ。
微妙に踊りのシーンが入るんだけど、R・ゼルヴィガーは踊らない方が良いのではないだろうか。E・マクレガーの歌声は『ムーラン・ルージュ』で確認済みだが、やっぱり好きだ。

原題DOWN WITH LOVE
製作年2003
製作国アメリカ
時間101
監督ペイトン・リード
脚本イヴ・アーラート
デニス・ドレイク
撮影ジェフ・クローネンウェス
出演レニー・ゼルウィガー
ユアン・マクレガー
デヴィッド・ハイド・ピアース
サラ・ポールソン
トニー・ランドール
ジョン・アイルウォード

2003年9月23日火曜日

ブラック・ダイヤモンド

冷静に考えると最初から最後まで無意味なアクションが目白押しで、ストーリー展開も穴だらけなんだが、J・リーだし。DMXだし。スピード感があるし、単純に楽しんだ。派手なわりにあんまり死人が出ないのもすっきりと観ていられる理由の一つ。
トニー(DMX)率いる一味がみんなキュートで彼らの続編を観てみたいと思った。
こういう無手のアクション映画はどうしても白人があまり出てこないというか、馬鹿にしてる趣があってB級扱いされがちだが、もうちょっと巧いことストーリーに織り込むことで大作入りできないもんかなぁ。

原題CRADLE 2 THE GRAVE
製作年2003
製作国アメリカ
時間101
監督アンジェイ・バートコウィアク
原案レジー・ロック・バイスウッド
ジョン・オブライエン
脚本ジョン・オブライエン
チャニング・ギブソン
撮影ダリン・オカダ
出演ジェット・リー
DMX
マーク・ダカスコス
アンソニー・アンダーソン
ガブリエル・ユニオン
トム・アーノルド
ケリー・フー

2003年9月22日月曜日

リクルート

C・ファレルが良いね。『フレンズ』のジョーイ(マット・ルブランク)に似た顔でブラピとダブる雰囲気を持つ男。もさいんだかカッコいいんだか微妙なところが良い。ウォルター(A・パチーノ)にCIAへヘッドハンティングされる青年ジェームス(C・ファレル)がもう一つデキるんだかデキないんだかという役どころがちょうどはまっていたかも。劇中で何度も「なぜ俺を?」とウォルターに尋ねるジェームスと同じように観てる側も「なぜこいつが?」と明確な答えを求めていたのだが、結局言葉で語られることはなかったものの、その辺りの「なぜ彼がCIAに(というかウォルターに)リクルートされたか?」が観終ったからこそ理解できる。
サスペンスとして上質とはいい難いけど、静かに狂気を含んでいく感じは良かった。ともかくC・ファレルが好演。

原題THE RECRUIT
製作年2003
製作国アメリカ
時間115
監督ロジャー・ドナルドソン
脚本ロジャー・タウン
カート・ウィマー
ミッチ・グレイザー
撮影スチュアート・ドライバーグ
出演アル・パチーノ
コリン・ファレル
ブリジット・モイナハン
ガブリエル・マクト
マイク・レルバ
ドメニコ・フィオーレ

2003年9月21日日曜日

ファインディング・ニモ

全然期待してなかったんだけど、面白かった。CG製作会社が同じ『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』よりも好き。ストーリーは単純明快で、一つ一つのイベントも軽いけど、何せマーリン(A・ブルックス)とドリー(E・デジュネレス)の掛け合いが気に入った。
CG技術の進歩は今更一々驚くようなことでもないが、新しいフルCGアニメ作品が出るたびにやっぱり感心するのと、硬質感に失望するのだが、今回は多少なりとも硬質感が軽減されててやっぱり感心してしまった。
小気味の良いジョークと子を想う父親の気持ちがストーリーの強引さを気にさせないと思うのは採点が甘いかもしれない。まぁ、じっくりと観るには物足りないかもしれないが、十分に楽しめる。

原題FINDING NEMO
製作年2003
製作国アメリカ
時間100
監督アンドリュー・スタントン
原案アンドリュー・スタントン
脚本アンドリュー・スタントン
ボブ・ピーターソン
デヴィッド・レイノルズ
撮影デヴィッド・イアン・サルター
出演(声)アルバート・ブルックス
エレン・デジュネレス
アレクサンダー・グールド
ウィリアム・デフォー
ブラッド・ギャレット
アリソン・ジャネイ
オースティン・ベンドルトン

2003年9月20日土曜日

呪怨

こ、恐え~。久しぶりにぞわぞわ~っとくるホラー。
映画版とはいえ、Vシネマの『呪怨』『呪怨2』の続きなので実質『呪怨3』とも言える作品。一応シリーズ1作目から順に観た。大体からシリーズが続くと面白さは半減以下になるもんだが、(物語としては破綻してる気もしないでもない)恐さは十分にクオリティを保ってる。とにかく恐い。ジャパニーズホラーが世界的に人気になってるのも頷ける。
ストーリーの細かい設定云々なんかはどうでも良いと思えるだけのパワーに溢れてる。びっくりする恐さではない。部屋の暗がりを見るのが嫌になる。小さい頃にホラー映画を観てトイレにいけなくなった気分を思い出した。

原題呪怨
製作年2002
製作国日本
時間92
監督清水崇
脚本清水崇
撮影喜久村徳章
出演奥菜恵
伊藤美咲
上原美佐
市川由衣
津田寛治
柴田かよこ
菊利友佳子
松田珠里

バリスティック

静かにど派手。よくわからんがそんな感じ。
最初から最後までとにかくアクションに次ぐアクション。

原題BALLISTIC: ECKS vs. SEVER
製作年2002
製作国アメリカ
時間91
監督カオス
脚本アラン・マッケルロイ
撮影ジュリオ・マカット
出演アントニオ・バンデラス
ルーシー・リュー
グレッグ・ヘンリー
レイ・パーク
タリサ・ソト
ミゲル・サンドヴァル

2003年9月18日木曜日

HERO

もっとアクション大作的なのかと思っていたせいか、とっかかりで少し戸惑ったがすぐに引き込まれた。この色使いといい、中国映画的な間の取り方といい独特の雰囲気が良い。面白かったかと聞かれると、返答に困ってしまうが観て損のないことは確か。
C・ツィイー目当てで観たんだけど、残念ながら彼女はあまり目立つ位置にはいない。しかもあまり可愛いようには撮ってもらってない(役柄のせいだろうが)のが口惜しい。どうして彼女がキャスティングされたんだろう。
M・チャンはカッコよくて惚れそうになった。しかし昔付き合ってた彼女に似ている感じがしてそれどころではなかったのも事実。
主人公を誰だと思うか、感情移入する相手は誰にするのかによって全く違う印象を得ることができるというのはお得感一杯の作品である。とりあえずもう一度観てみたいとは思った。

原題英雄
HERO
製作年2002
製作国香港
中国
時間99
監督チャン・イーモウ
脚本リー・フェン
撮影クリストファー・ドイル
出演ジェット・リー
トニー・レオン
マギー・チャン
チャン・ツィイー
ドニー・イェン
チャン・ダオミン

2003年9月17日水曜日

ケミカル51

S・L・ジャクソンは悪役がよく似合う。プロローグとエピローグのアフロはどうかと思うが、案外本人の趣味じゃないのだろうか。台詞回しはどんな役をやっても同じに聞こえるというのは置いておいて、その勢いというかパワーとあの目がキレた役柄にはまるとグッとくる。この作品では製作総指揮に名を連ねるくらいだからかなり力の入ったものなのだろう。
どうも作品自体はわざとB級に収めたとしか思えないのだが、イマイチ、コメディとしてもアクションとしてもサスペンスとしても中途半端さを感じてしまう。キャスティングから観るとエルモ(S・L・ジャクソン)がもっと目立っても良さそうなものなのに抑えてるし、ダコタ(E・モーティマー)もカッコ良いものの存在感が薄い。フィーリクス(R・カーライル)はお笑い担当のはずがすべりまくりだし。どのシーンの絡みを観ても淡々としていて盛り上がりに欠ける。ある意味『パルプ・フィクション』と同じニオイを出そうとしたのかもしれないと思うのは考えすぎだろうか。

原題THE 51st STATE
FORMULA 51
製作年2002
製作国アメリカ
イギリス
カナダ
時間92
監督ロニー・ユー
脚本ステル・パヴロー
撮影プーン・ハンサン
出演サミュエル・L・ジャクソン
ロバート・カーライル
エミリー・モーティマー
リス・エヴァンス
リッキー・トムリンソン
ショーン・パートウィー
ミート・ローフ

2003年9月16日火曜日

オペレーション・チェックメイト

設定の違いはあるが、雰囲気は『トーマス・クラウン・アフェア』を思い出させる。こういう作品は好きだ。
ちょっと展開が性急である気もしなくはないが、良くも悪くも全体的にマッタリしてるのはハリウッド作品じゃないからだろうね。ちょっと残念なのはデビッド(T・リーフェンシュタイン)があんまり魅力的じゃないこと。ジル(B・ツィマーマン)がキュートで惚れてしまった。

原題GELIEBTE DIEBIN
SEVEN MOVES TO CHECKMATE
製作年2001
製作国ドイツ
時間120
監督トーマス・ローツ
脚本ティモ・ベルツク
撮影ゲルハルト・シルロ
出演ベッティナ・ツィマーマン
デューレ・リーフェンシュタイン
ゲリープト・ディービン
ユルゲン・タラッハ
レナーテ・クレスナー

2003年9月15日月曜日

ラッキー・ブレイク

『フルモンティ』の監督だと聞いて期待した。確かに同じ匂いがする。しかし、恋愛要素を入れたせいか、コメディとして薄れてしまってる感がある。
ヒロインのアナベル(O・ウィリアムズ→『シックス・センス』の奥さん)は可愛らしくていいのだが、ジミー(J・ネスビット)がそのまんま地味ーなのが残念。脇役のほうがよっぽど魅力的なのだ。
笑いよりも悲哀のほうが画面から感じるウェイトが大きくて、あんまり笑えなかった。特にクリフのエピソードは悲しさだけが残る。エンディングロールの最後にピアノの弾き語りで『Summy』を歌う彼を観て不覚にも涙が出た。

原題LUCKY BREAK
製作年2001
製作国イギリス
時間108
監督ピーター・カッタネオ
脚本ロナン・ベネット
撮影アルウィン・H・カックラー
出演ジェームズ・ネスビット
オリヴィア・ウィリアムズ
ティモシー・スポール
ビル・ナイ
レニー・ジェームズ
ロン・クック
クリストファー・プラマー
レイモンド・ウォリング
ジュリアン・バラット
フランク・ハーパー

2003年9月14日日曜日

コラテラル・ダメージ

9・11が原因で公開が半年遅れた。単なるハリウッド的娯楽アクションが一転悲壮感漂うヒーローものになってしまった。
よくも悪くもシュワちゃんの映画。一昔前なら喜んで観たのだろうが、今となっては陳腐。脚本やキャストの問題というよりもこういったストーリーはすでに受けなくなってしまってる気がする。ノスタルジックにTV映画として製作されたほうがすっきりしたかもしれない。オチはあったがテロを起こす側にも理由があるなどと個人としての完全な悪はない、もしくは社会が国という組織が原因を作っているなどと中途半端なのが逆に納得いかない。どうせなら勧善懲悪にして欲しかった。
ところでシュワちゃんはいつまでこういったアクションに出演できるのか。いつまでも続けて欲しい反面、動きの固さは悲哀を感じてしまう。

原題COLLATERAL DAMAGE
製作年2001
製作国アメリカ
時間108
監督アンドリュー・デイヴィス
原案ロナルド・ルース
デヴィッド・グリフィス
ピーター・グリフィス
脚本テリー・ジョージ
デヴィッド・グリフィス
ピーター・グリフィス
撮影アダム・グリーンバーグ
出演アーノルド・シュワルツェネッガー
イライアス・コティーズ
フランチェスカ・ネリ
クリフ・カーティス
ジョン・レグイザモ
ジョン・タートゥーロ

2003年9月13日土曜日

アザーズ

グレース(N・キッドマン)の神経質さと彼女の透き通った綺麗さが屋敷の暗さと良く合って不思議な雰囲気をかもし出している。
ストーリーはいたってシンプル。中盤でオチに気が付くが、それはあまり重要ではない。ホラーとしての完成度はそこで終わっているのだろうが、最後まで目が離せなかった。ただ、終盤からクライマックスにかけては少し安っぽくなってしまっている感は否めない。
ちなみにトム・クルーズが製作に名を連ねてるが確か離婚後だったはず。

原題THE OTHERS
製作年2001
製作国アメリカ
スペイン
フランス
時間104
監督アレハンドロ・アメナバール
脚本アレハンドロ・アメナバール
撮影ハヴィエル・アグィレサローベ
出演ニコール・キッドマン
フィオヌラ・フラナガン
クリストファー・エクルストン
エレイン・キャシディ
エリック・サイクス
アラキナ・マン
ルネ・アシャーソン

2003年9月12日金曜日

クローン

ディックの短編の映画化ということで、設定はSFなんだけどサスペンスとして十分に面白かった。自分を証明できないってどれほど恐ろしいことか。
G・シニーズと言えば幾つも大作が浮かんでくるが、主演は初めてなんじゃないだろうか。善人顔じゃないからこそのこの役どころというのも面白い。
さすがに短編が基なだけに中だるみする部分があるものの、『シックス・デイ』よりもよっぽどよくできている。まぁ指向性が違うから比べるのもオカシイのだけども。
中盤以降、オチはある程度読めたと思って観ていたがラストでしっかりやられてしまった。そうくるか。
邦題への疑問は良くあることだが、これも“クローン”よりも原題の“インポスター(他人を騙る人。詐欺師)”の方がしっくりくる。それか“アイデンティティクライシス”とか。どう?

原題IMPOSTOR
製作年2001
製作国アメリカ
時間102
監督ゲイリー・フレダー
原作フィリップ・K・ディック
原案スコット・ローゼンバーグ
脚本キャロライン・ケイス
アーレン・クルーガー
デヴィッド・トゥーヒー
撮影ロバート・エルスウィット
出演ゲイリー・シニーズ
マデリーン・ストー
ヴィンセント・ドノフリオ
ティム・ギニー
メキー・ファイファー

2003年9月11日木曜日

ルール2

前作の方が題名に無理のない内容だったが、今回は続きにする必要があったとは思えない。肝心の都市伝説が全くと言っていいほど絡んでないんだから、それだったら別物として撮ったほうがすんなり作れたんじゃないだろうか。しかも、前作からの登場人物が2名ほどいるが、全然意味がない。思わせぶりなだけでストーリー上のなんの役にも立ってないし。それなりに流行ったホラーだと聞いていただけにがっかり。
ところで、ただの偶然なのだが、最近観た映画の中でよく目に付くのが、スタン役のA・アンダーソン。なんだか可愛らしくて良いと思ったら同世代だった。コミカルな雰囲気を生かして名脇役としてこれからも活躍して欲しいものだ。

原題URBAN LEGENDS: FINAL CUT
製作年2000
製作国カナダ
アメリカ
時間94
監督ジョン・オットマン
脚本ポール・ハリス・ボードマン
スコット・デリクソン
撮影ブライアン・ピアソン
出演ジェニファー・モリソン
マシュー・デイヴィス
ハート・ボックナー
ジョーイ・ローレンス
アンソン・マウント
アンソニー・アンダーソン
エヴァ・メンデス
マイケル・バコール
マルコ・ホーフシュナイダー
ロレッタ・ディヴァイン

2003年9月10日水曜日

ふたりの男とひとりの女

やっぱりJ・キャリーはこういった作品の方が良い。最初から最後までハイテンションを見せてくれたし、良くも悪くも他の役者じゃっできないでしょ。ほんわか系のR・ゼルウィガーとの相性も悪くなかったし。ただし、ファレリー兄弟の監督作品だけに下品さも満開なので好き嫌いはあるだろう。爆笑はしないが、こういうのは嫌いじゃない。
何よりも3人兄弟が良い味を出してて、もっと出番を増やして欲しい気がする。J・キャリーもファレリー兄弟も基本的には“善人による悪意のない悪さ”が好きなように見えるから、(まぁ行き過ぎとも言える下品さも大好きなようだが)観ていていちびり坊主を見ている親のような感じになる。

原題ME, MYSELF & IRENE
製作年2000
製作国アメリカ
時間117
監督ボビー・ファレリー
ピーター・ファレリー
脚本ピーター・ファレリー
マイク・セローン
ボビー・ファレリー
撮影マーク・アーウィン
出演ジム・キャリー
レニー・ゼルウィガー
クリス・クーパー
ロバート・フォスター
リチャード・ジェンキンス
アンソニー・アンダーソン
ダニエル・グリーン

2003年9月9日火曜日

スクリーム3

シリーズ1から比べると段々とホラー色が消えてサスペンス色が強くなってる。シリーズ全体ではやっぱりミステリーというべきか。
シドニー(N・キャンベル)が回を追うごとに強くなってるが、その分影が薄くなって、その代わりデューイ(D・アークエット)の存在感が増してるのには苦笑。
デューイとゲイル(C・コックス)との絡みを観てると、ついプライベートでもこんな風なのかと(二人は夫婦)想像してしまっていかん。

原題SCREAM 3
製作年2000
製作国アメリカ
時間117
監督ウェス・クレイヴン
脚本アーレン・クルーガー
撮影ピーター・デミング
出演ネイヴ・キャンベル
デヴィッド・アークエット
コートニー・コックス・アークエット
リーヴ・シュレイバー
パトリック・デンプシー
ランス・ヘンリクセン
パーカー・ポージー
スコット・フォーリー

2003年9月8日月曜日

54 フィフティ★フォー

70年代~80年代にかけて実在した、伝説のディスコ『スタジオ54』が題材だそうで、当時の有名人が実名で出てくる。主人公は54で働くシェーン(R・フィリップ)なのだが、ルベル(初めてシリアスな演技を観たM・マイヤーズ)のほうがさすがに存在感が大きくて、それだったら、変に青春映画風にするよりちゃんとルベルを主人公にした脚本の方が面白かったのではないかと思った。
劇中に表現されるスタジオ54内での痴態が当時本当にあったことだとしたら(たぶん多かれ少なかれ本当なんだろうが)アメリカってやっぱり面白い国だなと思う。いや、知らないだけで、例えば一時期の六本木とかでも同じことが起こっていたのかもしれないと思うと、アメリカというより芸能界というべきか。
エンディングロール中に流れる当時のスタジオ54で撮られたスター達のスナップ写真を見ていると、半分くらいしか判らなかったけど今でも一線で活躍している人たちもいて、実在してたんだなぁと急に身近に感じられた。

原題54
製作年1998
製作国アメリカ
時間101
監督マーク・クリストファー
脚本マーク・クリストファー
撮影アレクサンダー・グラジンスキー
出演ライアン・フィリップ
マイク・マイヤーズ
サルマ・ハエック
ブレッキン・メイヤー
ネイヴ・キャンベル
セーラ・ウォード
シェリー・ストリングフィールド
ドリー・ホール

2003年9月7日日曜日

ピースメーカー

J・クルーニの雰囲気は嫌いじゃないが、どうもあの棒読み風なしゃべり方が好きになれないや。それからついでに言うと役作りが中途半端なせいか、アウトロー的な“できる”奴にしたかったのは判るがどうもただのやんちゃ坊主でしかない。高倉健みたくただただ寡黙でいれば良いのに。
全体的にドタバタしてたのが残念といえば残念。あんまり細かい突っ込みをしても仕方がないのだが、M・レダー監督と言うとドラマ性の強い作品を撮るイメージがあっただけにちょっとびっくり。N・キッドマンの見せ場もなかったし。
ちなみにこの作品、かのドリームワークスの第1回作品だそうだ。だからドラマよりもアクションを取ったのかな?しかし、それならミスキャストと言わざるを得ないと思うのだが。

原題THE PEACEMAKER
製作年1997
製作国アメリカ
時間124
監督ミミ・レダー
脚本マイケル・シファー
撮影ディートリッヒ・ローマン
出演ジョージ・クルーニ
ニコール・キッドマン
マーセル・ユーレス
アレクサンダー・バルエフ
アーミン・ミューラー=スタール
マイケル・ボートマン

2003年9月6日土曜日

ショーシャンクの空に

何度観てもその都度うるうるする。さらっと観れる作品ではないんだけど、それほど重くなく精神状態によっては痛快な気分にすらなる。
T・ロビンスの淡々とした演技がアンディ(T・ロビンス)の内に溜めた圧力を感じさせる。何度も観るうちにようやくそれに気がついた。キャスティングは渋いが、M・フリーマンとT・ロビンスがちょっと浮いた感じになってるのは狙いだろうか。

原題THE SHAWSHANK REDEMPTION
製作年1994
製作国アメリカ
時間143
監督フランク・ダラボン
原作スティーヴン・キング
脚本フランク・ダラボン
撮影ロジャー・ディーキンス
出演ティム・ロビンス
モーガン・フリーマン
ウィリアム・サドラー
ボブ・ガントン
ジェームズ・ホイットモア
クランシー・ブラウン
ギル・ベロウズ
マーク・ロルストン

2003年9月5日金曜日

マーヴェリック

ノリが良くて心地良い。結構ごちゃごちゃと盛り込んでる割りには最後まで弛まずに進むとこが良い。マーヴェリック(M・ギブソン)とアナベル(J・フォスター)の掛け合いもベタなぶん関西人には馴染みやすい。素直に面白かった。
J・フォスターがキュートでラブリー。他ではこういう彼女は観れないんじゃないだろうか。それだけでも観る価値はある。M・ギブソンも『リーサル・ウェポン』シリーズでみせてたようにこういうとぼけた役どころが好き。
J・ガーナーは『マーヴェリック』のTVシリーズで主役を演じていた人らしい。さすがに年代が違うのでそれは知らない。

原題MAVERICK
製作年1994
製作国アメリカ
時間127
監督リチャード・ドナー
脚本ウィリアム・ゴールドマン
パット・プロフト
ジム・エイブラハムズ
ロバート・ロキャッシュ
撮影ヴィルモス・ジグモンド
出演メル・ギブソン
ジョディ・フォスター
ジェームズ・ガーナー
グレアム・グリーン
アルフレッド・モリナ
ジェームズ・コバーン
ダブ・テイラー

2003年9月4日木曜日

ナイトメア・ビフォア・クリスマス

特に面白かったとか良かったという印象はなかったものの、何年かに一度はまた観たくなる作品。登場するキャラクター達が妙に魅力的というか、悲しいんだけど楽しいというか・・・。基本的にミュージカルが好きだということもあるかもしれない。
ところで、C・サランドンの歌声がユアン・マクレガーに聞こえた。似てると思うのだが。また、ツギハギ人形のサリーが『ホームアローン』シリーズのママ役だったC・オハラだとは全然判らなかった。

原題THE NIGHTMARE BEFORE CHRISTMAS
製作年1993
製作国アメリカ
時間76
監督ヘンリー・セリック
原案ティム・バートン
脚本キャロライン・トンプソン
撮影ピート・コザチク
出演(声)クリス・サランドン
キャサリン・オハラ
ウィリアム・ヒッキー
ダニー・エルフマン
ポール・ルーベンス

2003年9月3日水曜日

恋しくて

ずーっと待ち望んでいたDVD化がついに実現。どれだけ首を長くしていたか。残念なのは米国版では収録されているM・S・マスターソンのインタビュー映像が入ってないことだが、まぁいいや。
昔ビデオで観たこの映画でワッツ役のM・S・マスターソンに一目惚れした。丁度その頃バイトしていたビデオ屋の先輩がちょっと似てなくもない顔立ちで、変に意識した覚えがある。←バカ
内容は何てことのない80年代に大量生産された青春映画の一つなんだけど、アマンダ役のL・トンプソンもキュートで良い感じだ。今観てもアマンダとワッツのウルウル顔にキュンとする。青春映画の中では一番ハマッた作品。
今観て驚いたのがE・コティーズやJ・アシュトンが出てたこと。二人とも若い。いや、出演者全員若いのは当たり前なんだけどね。

原題SOME KIND OF WONDERFUL
製作年1987
製作国アメリカ
時間95
監督ハワード・ドゥイッチ
脚本ジョン・ヒューズ
撮影ジャン・キーサー
出演エリック・ストルツ
メアリー・スチュアート・マスターソン
リー・トンプソン
クレイグ・シェイファー
ジョン・アシュトン
イライアス・コティーズ
モリー・ヘイガン
キャンディス・キャメロン
パメラ・アンダーソン

2003年9月2日火曜日

がんばれ!がんばれ!ベンジー

ベンジーシリーズの4作目で、クーガーの赤ちゃんを助ける話。日本では唯一DVD化されてる作品でもある。小さい頃に観て印象に残ってるという話を良く聞くが、実は全然記憶にない。『名犬ラッシー』なら覚えているのだが。
最初と最後にちょっとだけ人間の台詞がある以外、ずっと大自然の中、ベンジーとクーガー親子と熊と狼の感嘆に値する演技(演技として観てしまう大人って・・・)と耳に心地良い音楽が流れる環境ビデオみたいな作品。
ベンジーの表情も必見だが、クーガーの赤ちゃん達にアカデミー賞をあげたい。

原題BENJI THE HUNTED
製作年1987
製作国アメリカ
時間89
監督ジョー・キャンプ
脚本ジョー・キャンプ
撮影ドン・レディ
出演レディ・スティーガル
ナンシー・フランシス
フランク・イン

2003年9月1日月曜日

10日間で男を上手にフル方法

内容はよくある物語だし、特別脚本が良かったとも思わないが、ラブコメディの王道をいくと言う点で十分に面白かった。ある意味癒される。
ケイト・ハドソンがゴールディ・ホーンの娘とは知らなかったが、そう思って見ると確かに面影がある。それとは別にして一目ぼれしてしまった。特別美人という感じでもないがキュート。あの笑顔にやられた。声も良い。往年のゴールディ・ホーンほどのコメディアンヌとしてはこれからだろう。多少ぎこちなさはあるが可愛いから許す。
ところで、あれだけ女性にやりたい放題されると男なら誰でも嫌になると思うかもしれないが、本当に惚れてるとそうでもない。とだけ言っておく。

原題HOW TO LOSE A GUY IN 10 DAYS
製作年2003
製作国アメリカ
時間116
監督ドナルド・ペトリ
原作ミシェル・アレクサンダー
ジェニー・ロング
脚本クリスティン・バックリー
ブライアン・リーガン
バー・スティアーズ
撮影デブラ・ニール=フィッシャー
出演ケイト・ハドソン
マシュー・マコノヒー
キャスリン・ハーン
アニー・パリッセ
アダム・ゴールドバーグ
トス・レノン
マイケル・ミシェル