2004年5月18日火曜日

エヴリン

地味な作品だが泣けた。“事実を基にしている”からこその感情移入であることは否めないが、それはそれで良い。作品としては、物足りなさ一杯とも言えるものの、だからこそ個人の無力さが感じられた。裁判シーン等はあまりにも淡々としている。さらに、次々とやってくる不幸に対しても嘆き続けるだけじゃなく、周囲の尽力や運もあってひた向きに努力する登場人物達。作中ではウワベを映しているだけなのだが、生きることの力強さみたいなものを感じた。
観客に変に媚びない脚本とカメラワークがツボに嵌った。

原題EVELYN
製作年2002
製作国ドイツ
アイルランド
イギリス
アメリカ
時間94
監督ブルース・ベレスフォード
脚本ポール・ペンダー
撮影アンドレ・フレーレン
出演ソフィ・ヴァヴァスール
ピアース・ブロスナン
フランク・ケリー
エイダン・クイン
ジュリアナ・マーグリーズ
アラン・ベイツ
ステファン・リー

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