2004年7月23日金曜日

スチームボーイ

莫大な金と時間を投じて製作した割りに興行的には失敗したようだ。本当にあの大友克洋が作ったのだろうかと疑いたくなるような薄っぺらいストーリー。せっかくの綺麗で緻密な画が無駄に終わっている。構想段階で19世紀のイギリスを舞台にして蒸気機関が現実とは違う発展を遂げた世界というだけでワクワクするのは凄く良く理解できるが、結局のところ製作時間を掛けすぎて時代の流れから外れてしまった感は否めない。これが10年前に発表されていれば評価も違ったかもしれないが。残念だ。

原題スチームボーイ
製作年2004
製作国日本
時間126
監督大友克洋
原案大友克洋
脚本大友克洋
村井さだゆき
出演(声)鈴木杏
小西真奈美
中村嘉葎雄
津嘉山正種
児玉清
沢村一樹
斉藤暁
寺島進

2004年7月22日木曜日

海猿 ウミザル



原題海猿 ウミザル
製作年2004
製作国日本
時間120
監督羽住英一郎
原作佐藤秀峰
小森陽一
脚本福田靖
撮影佐光朗
出演伊藤英明
加藤あい
海東健
香里奈
伊藤淳史
村田充
渡辺典子
杏子
藤竜也

2004年7月21日水曜日

箪笥

ホラーというよりサスペンス。かなり怖いと聞いていたわりには“びっくり”したのは1度だけ。だからといって面白くなかったとは言わない。悲しい姉妹の物語としては十分に楽しめた。邦画に近い映像感でありながら、赤を基調にした色彩感覚はアジアンテイストならでは。古ぼけた家の外観とはうって変わった内装は“どこか狂った感じ”という雰囲気を十二分に演出している。

この先ネタばれ注意

父親のどこかよそよそしい感じは、始め単なる恐れかと思っていたら…。継母が狂気の原因というのはある意味間違っていなかったのだが、作中幾つものサインがあったのに、少しずれた展開を想像していた。観終わった後に『シックスセンス』を思い出したのは俺だけではないはず。

原題薔花、紅蓮
A TALE OF TWO SISTERS
製作年2003
製作国韓国
時間115
監督キム・ジウン
脚本キム・ジウン
撮影イ・モゲ
出演イム・スジョン
ムン・グニョン
ヨム・ジョンア
キム・ガプス
パク・ミヒョン

2004年7月20日火曜日

ヴァン・ヘルシング



原題VAN HELSING
製作年2004
製作国アメリカ
時間132
監督スティーヴン・ソマーズ
脚本スティーヴン・ソマーズ
撮影アレン・ダヴィオー
出演ヒュー・ジャックマン
ケイト・ベッキンセイル
リチャード・ロクスバーグ
デヴィッド・ウェンハム
シュラー・ヘンズリー
ウィル・ケンプ
エレナ・アナヤ
シルヴィア・コロカ
ジョジー・マラン

2004年7月19日月曜日

トロイ



原題TROY
製作年2004
製作国アメリカ
時間163
監督ウォルフガング・ペーターゼン
原作ホメロス
脚本デヴィッド・ベニオフ
撮影ロジャー・プラット
出演ブラッド・ピット
エリック・バナ
オーランド・ブルーム
ダイアン・クルーガー
ショーン・ビーン
ブライアン・コックス
ピーター・オトゥール
ブレンダン・グリーソン
ジュリー・クリスティ

2004年7月18日日曜日

レディ・キラーズ



原題THE LADYKILLERS
製作年2004
製作国アメリカ
時間104
監督イーサン・コーエン
ジョエル・コーエン
脚本ウィリアム・ローズ
イーサン・コーエン
ジョエル・コーエン
撮影ロジャー・ディーキンス
出演トム・ハンクス
イルマ・P・ホール
ライアン・ハースト
J・K・シモンズ
ツィ・マー
マーロン・ウェイアンズ
ジョージ・ウォレス
スティーヴン・ルート

2004年7月17日土曜日

スパイダーマン2



原題SPIDER-MAN 2
製作年2004
製作国アメリカ
時間127
監督サム・ライミ
原作スタン・リー
スティーヴ・ディッコ
原案アルフレッド・ガフ
マイケル・シェイボン
マイルズ・ミラー
脚本アルヴィン・サージェント
撮影ビル・ポープ
出演トビー・マグワイア
キルステン・ダンスト
アルフレッド・モリナ
ジェームズ・フランコ
ローズマリー・ハリス
J・K・シモンズ
ディラン・ベイカー
ドナ・マーフィ

2004年7月16日金曜日

ウォルター少年と、夏の休日



原題SECONDHAND LIONS
製作年2003
製作国アメリカ
時間110
監督ティム・マッキャンリーズ
脚本ティム・マッキャンリーズ
撮影ジャック・N・グリーン
出演マイケル・ケイン
ロバート・デュバル
ハーレイ・ジョエル・オスメント
キラ・セジウィック
ニッキー・カット
エマニュエル・ヴォージア
ジョシュ・ルーカス
マイケル・オニール
ディードル・オコンネル

2004年7月15日木曜日

キング・アーサー

アーサー王と円卓の騎士といえば、全然詳しくないものの、ファンタジーアドベンチャーとして期待するのは当然。そういう意味では全く裏切られたが、詳しくないが故に普通に楽しめたようだ。何が史実で何がフィクションであるかは全く分からないが、聖剣エクスカリバーや魔術師マーリンがファンタジックでない部分や何せ登場人物たちが皆泥臭いのが気に入った。
興行的にはイマイチであろうことが予想されるが、映像もキャスティングも地味だからこそ騎士たちが丘の上に立つシーンにジンときた。ただ、最近流行りなのか、戦闘シーンをリアルに描こうとしているおかげで、イモ洗い状態の決戦は迫力が出る以前に映像上煩い。そんな中、親分同士の戦いに盛り上がりが欠けてしまったのが残念。そういう意味で一番良かったのは氷上の戦い。この作品の中でダゴネット(R・スティーブンソン)が一番見せ場を作ったかもしれない。
お目当ての一つであったK・ナイトレイは泥臭いオヤジたちの中にいて目立つことは目立っていたが、キャラとしてはイマイチ。アーサー(C・オーウェン)を導く重要な役割なのにその辺りがしっかりと描かれていない。あれじゃアーサーがただの若い娘好きのエロオヤジに見える。ランスロット(I・グリフィズ)なんて一目惚れしたわりには声も掛けれずに指を咥えて横恋慕してるだけだし。そういう意味ではK・ナイトレイは綺麗だが若すぎたかもしれない。もう少し落ち着いた女優を使うべきだったようだ。でもそうするともっと全体が地味になってしまうかもしれない。

原題KING ARTHUR
製作年2004
製作国アメリカ
時間126
監督アントワーン・フークア
脚本デヴィッド・フランゾーニ
撮影スラヴォミール・イジャック
出演クライヴ・オーウェン
キーラ・ナイトレイ
ヨアン・グリフィズ
ステラン・スカルスガルド
スティーヴン・ディレイン
マッツ・ミケルセン
ジョエル・エドガートン
ヒュー・ダンシー
レイ・ウィンストン
レイ・スティーヴンソン
ティル・シュヴァイガー
イヴァノ・マレスコッティ

2004年7月14日水曜日

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人



原題HARRY POTTER AND THE PRISONER OF AZKABAN
製作年2004
製作国アメリカ
時間142
監督アルフォンソ・キュアロン
原作J・K・ローリング
脚本スティーヴ・クローヴス
撮影マイケル・セレシン
出演ダニエル・ラドクリフ
ルパート・グリント
エマ・ワトソン
ゲイリー・オールドマン
ロビー・コルトレーン
マイケル・ガンボン
リチャード・グリフィス
アラン・リックマン
フィオナ・ショウ
デヴィッド・シューリス

2004年7月13日火曜日

あなたにも書ける恋愛小説



原題ALEX AND EMMA
製作年2003
製作国アメリカ
時間95
監督ロブ・ライナー
脚本ジェレミー・レヴェン
撮影ギャヴィン・フィネイ
出演ケイト・ハドソン
ルーク・ウィルソン
ソフィー・マルソー
デヴィッド・ペイマー
ジョーダン・ランド
ロブ・ライナー

2004年7月12日月曜日

ミシェル・ヴァイヨン



原題MICHEL VAILLANT
製作年2003
製作国フランス
時間104
監督ルイ=パスカル・クーヴレール
原作ジャン・グラトン
フィリップ・グラトン
脚本リュック・ベッソン
ジル・マランソン
撮影ミシェル・アブラモヴィッチ
出演サガモア・ステヴナン
ディアーヌ・クルージュ
ピーター・ヤンフブラッド・ヒルズ
ジャン=ピエール・カッセル
フィリップ・バス
ステファノ・カセッティ
フランソワ・レヴァンタル

2004年7月11日日曜日

ル・ディヴォース/パリに恋して



原題LE DIVORCE
製作年2003
製作国アメリカ
フランス
時間118
監督ジェームズ・アイヴォリー
原作ダイアン・ジョンソン
脚本ルース・プラワー・ジャブヴァーラ
ジェームズ・アイヴォリー
撮影ピエール・ロム
出演ケイト・ハドソン
ナオミ・ワッツ
ジャン=マルク・バール
レスリー・キャロン
ストッカード・チャニング
グレン・クローズ
ロマン・デュリス
トーマス・レノン

2004年7月10日土曜日

ベッカムに恋して



原題BEND IT LIKE BECKHAM
製作年2002
製作国イギリス
アメリカ
ドイツ
時間112
監督グリンダ・チャーダ
脚本グリンダ・チャーダ
グルジット・ビンドラ
ポール・マエダ・バージェス
撮影ジョン・リン
出演パーミンダ・ナーグラ
キーラ・ナイトレイ
ジョナサン・リス=マイヤーズ
アヌパム・カー
アーチー・パンジャビ
シャズネ・ルイス
フランク・ハーパー
ジュリエット・スティーヴンソン
アミート・チャーナ
シャヒーン・カーン

2004年7月9日金曜日

ミリオンダラー・ホテル



原題THE MILLION DOLLAR HOTEL
製作年2000
製作国ドイツ
アメリカ
時間122
監督ヴィム・ヴェンダース
原案ボノ
脚本ニコラス・クライン
撮影フェドン・パパマイケル
出演ジェレミー・デイヴィス
ミラ・ジョヴォヴィッチ
メル・ギブソン
ジミー・スミッツ
ピーター・ストーメア
アマンダ・プラマー
グロリア・スチュアート
ハリス・ユーリン

2004年7月8日木曜日

ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ



原題WAG THE DOG
製作年1997
製作国アメリカ
時間97
監督バリー・レヴィンソン
原作ラリー・バインハート
脚本ヒラリー・ヘンキン
デヴィッド・マメット
撮影ロバート・リチャードソン
出演ダスティン・ホフマン
ロバート・デ・ニーロ
アン・ヘッシュ
ウディ・ハレルソン
デニス・リアリー
ウィリー・ネルソン
キルステン・ダンスト
ウィリアム・H・メイシー

2004年7月7日水曜日

ブラック・マスク



原題黒侠
BLACK MASK
製作年1996
製作国香港
時間99
監督ダニエル・リー
脚本ツイ・ハーク
コアン・ホイ
テディ・チャン
ジョー・マ
撮影トニー・チャン
出演ジェット・リー
ラウ・チンワン
カレン・モク
フランソワーズ・イップ
アンソニー・ウォン
パトリック・ラン

2004年7月6日火曜日

レッド・オクトーバーを追え!




原題THE HUNT FOR RED OCTOBER
製作年1990
製作国アメリカ
時間135
監督ジョン・マクティアナン
原作トム・クランシー
脚本ラリー・ファーガソン
ドナルド・スチュワート
撮影ヤン・デ・ボン
出演ショーン・コネリー
アレック・ボールドウィン
スコット・グレン
サム・ニール
ジェームズ・アール・ジョーンズ
ピーター・ファース
ティム・カリー
トマス・アラナ

2004年7月5日月曜日

探偵物語



原題探偵物語
製作年1983
製作国日本
時間111
監督根岸吉太郎
原作赤川次郎
脚本鎌田敏夫
撮影仙元誠三
出演薬師丸ひろ子
松田優作
秋川リサ
岸田今日子
北詰友樹
坂上味和
財津一郎

2004年7月4日日曜日

トロン



原題TRON
製作年1982
製作国アメリカ
時間98
監督スティーヴン・リズバーガー
脚本スティーヴン・リズバーガー
ドナルド・カシュナー
撮影ブルース・ローガン
出演ジェフ・ブリッジス
ブルース・ボックスライトナー
デヴィッド・ワーナー
シンディ・モーガン
バーナード・ヒューズ
ダン・ショア

2004年7月3日土曜日

エクソシスト

子供の頃に見たときはオシッコちびりそうになった記憶があるのだが、今観るとホラーではなくサスペンスという印象。怖いというより悲しい。軸になっているダミアン神父(J・ミラー)の苦悩が切ないのだ。
かなり客観的に観るとなんだこりゃと思ってしまいかねない展開なのだが、30年前の映画としてはドキュメンタリーチックな作風が、オカルトに対する畏怖とはまったのだろう。中には実はを基にしているという話も聞くが、もっとも怖いのは人間だという持論からすると恐怖ではなく好奇心がもたげてくる。
これも今だからもう一度観てみたいと思うのが、『オーメン』。インパクトは『エクソシスト』だが出来としては『オーメン』だという印象がある。

原題THE EXORCIST
製作年1973
製作国アメリカ
時間121
監督ウィリアム・フリードキン
原作ウィリアム・ピーター・ブラッティ
脚本ウィリアム・ピーター・ブラッティ
撮影オーウェン・ロイズマン
出演エレン・バースティン
マックス・フォン・シドー
リー・J・コッブ
ジェイソン・ミラー
リンダ・ブレア
キティ・ウィン

2004年7月2日金曜日

ゴッドファーザー

今更ながらの初見だったりする。
さすがに名作といわれるだけあって見ごたえがあった。今の時代ではなく70年代に観たらもっと感動したに違いない。170分超もさして気にならないのは、色褪せない名作ならでは。
マーロン・ブランドは言うまでもなく、若き日のアル・パチーノやロバート・デュバルが良かった。

原題THE GODFATHER
MARIO PUZO'S THE GODFATHER
製作年1972
製作国アメリカ
時間175
監督フランシス・フォード・コッポラ
原作マリオ・プーゾ
脚本フランシス・フォード・コッポラ
マリオ・プーゾ
撮影ゴードン・ウィリス
出演マーロン・ブランド
アル・パチーノ
ジェームズ・カーン
ジョン・カザール
ダイアン・キートン
ロバート・デュヴァル
リチャード・カステラーノ
タリア・シャイア

2004年7月1日木曜日

シンバッド七回目の航海



原題THE 7TH VOYAGE OF SINBAD
製作年1958
製作国アメリカ
時間88
監督ネイザン・ジュラン
脚本ケネス・コルブ
撮影ウィルキー・クーパー
出演カーウィン・マシューズ
キャスリン・グラント
トリン・サッチャー
リチャード・アイヤー
アレックス・マンゴー
ハロルド・カスケット