2004年10月26日火曜日

着信アリ



原題着信アリ
製作年2004
製作国日本
時間112
監督三池崇史
原作秋元康
脚本大良美波子
撮影山本英夫
出演柴咲コウ
堤真一
吹石一恵
岸谷五朗
石橋蓮司
永田杏奈
井田篤
松重豊
筒井真理子

2004年10月25日月曜日

恋人はスナイパー 劇場版

TV版の延長であるわけだが、劇場公開を意識して西村京太郎の原作を取り込んだところまでは良かったが、本来の良さであるアクションとコメディの要素をずいぶんと押さえてしまった分小ぢんまりとしてしまった感がある。そして予算の都合もあるのだろうが、扇動されるエキストラにかなりチープな演技をさせてしまっていたり、スナイパー同士の戦いであるクライマックスにカンフーを取り入れようとしたためか、無理な展開になっている気がする。
中国語は分からないが、台詞や名前の読みに広東語や北京語が入り混じっているらしく、聞く人が聞くと設定上おかしいんだそうだ。別に粗ばっかり探している気はないのだが、TV版の前2作が割りに面白かっただけに惜しい。やっぱりTVシリーズを映画化するのはあまり良い結果がでないということだろう。
ちなみに内村光良は役者としてはあまり好きではない。演技をしようという意気込みは買うが不自然。

原題恋人はスナイパー 劇場版
製作年2004
製作国日本
時間112
監督六車俊治
原作西村京太郎
脚本君塚良一
撮影藤石修
出演内村光良
水野美紀
田辺誠一
竹中直人
いかりや長介
中村獅童
阿部寛

2004年10月24日日曜日

CASSHERN

うーん。この映画は『キャシャーン』を題材にする必要があったのだろうか?と思わずにはいられない。
確かに映像は綺麗だ。それだけでも迫力はあった。さすが映像クリエーターというべきだろう。しかし、反戦や許しあう心なんてものをこれでもか、というほど前面に押し出し、ヒーローの活躍はほとんどなく、モノトーンを多用した上に間の長すぎる静かなシーンがウンザリするほど挿入される。しかも、最初から最後まで重い。もう少しメリハリのあるアクション主体のロードムービー風にして欲しかった。何度も言うがキャシャーンである必要は全くない。
個々のシーンでは、登場するアンドロイド軍団が原作ほぼそのままのデザインだったり、普通の犬としてだけど、フレンダーが居たり、戦闘シーンで使われている効果音がアニメのそれに近いものだったりと嬉しいこともあった。このあたりは監督の原作に対する思い入れなんだろう。
鉄也/キャシャーン(伊勢谷友介)以外のキャスティングは皆良い。唐沢寿明も寺尾聡も宮迫博之もそしてミッチーも。PVを繋げただけの映像作品になるところだったのに、彼らのお陰で深みが出ている。
批判の多い作品になってしまっているのは否定しないし、敢えてお勧めはしないが、観て損はしなかった。良くも悪くも映像に関して観るべきところはある。紀里谷監督の今後に期待。ただし脚本には参加しないほうがいいだろう。

原題CASSHERN
製作年2004
製作国日本
時間141
監督紀里谷和明
原作竜の子プロダクション
脚本紀里谷和明
菅正太郎
佐藤大
撮影森下彰三
出演伊勢谷友介
麻生久美子
寺尾聰
樋口可南子
唐沢寿明
宮迫博之
佐田真由美
要潤
小日向文世
及川光博
西島秀俊
大滝秀治

2004年10月23日土曜日

ゼブラーマン

やべ。かなりヤラれた。随分と良い感じで楽しんでしまった。予備知識なしで観たのが良かったのか、まんまと製作側の狙い通りに笑わされ、ハラハラと手に汗握り、あまつさえホロリと泣いてしまった。これは昔ヒーローモノに憧れた中年男性のほろ苦い夢物語だ。
脚本も良いが、これは哀川翔と渡部篤郎を始めとするキャスティングの良さが光る。ぬるい笑いなんだが、これがツボにはまった。あーこんなことなら映画館行けば良かった。
内容的には突っ込みどころは色々あって、例えばシークエンスの切り替わりが唐突で分かり難い(それが演出だとしても)とか、改造人間ではないゼブラーマンの原動力は結局一体なんだったのかとか、本気であのエイリアンは地球征服をする気があったのかとか、(これも演出だろうが)全体的に演技過剰ではないかとか、笑わせたいのだろうがそれはやりすぎとか…。しかしクライマックスで、カッコよくキメるシーンではテレもなくびしっとキメてくれるので、そのあたりはさすが。
次に観たときに同じようにハマれるかどうかはわからないが、べたなコメディでもなく、SFヒーローモノでもなく、なんとも中途半端さが良いバランス。各方面のパロディも一歩間違えれば失笑なのだが、今日の気分にはぴったりだった。
ゼブラーナース最高!

原題ゼブラーマン
製作年2003
製作国日本
時間115
監督三池崇史
脚本宮藤官九郎
撮影田中一成
出演哀川翔
鈴木京香
渡部篤郎
大杉漣
市川由衣
近藤公園
安河内ナオキ
渡辺真起子

2004年10月22日金曜日

呪怨2



原題呪怨 2
製作年2003
製作国日本
時間92
監督清水崇
脚本清水崇
撮影喜久村徳章
出演酒井法子
新山千春
堀江慶
市川由衣
葛山信吾
斎藤歩
藤貴子
尾関優哉

2004年10月21日木曜日

CUTIE HONEY キューティーハニー

いやぁ、巷じゃ結構厳しい意見を見受けるが、これはこれで結構楽しめた。原作を忘れて観るべきだろう。
サトエリも可愛いんだか可愛くないんだか判断に迷うところなんだけど、体当たり演技は賞賛に値する。如月ハニーとキューティーハニー(共に佐藤江梨子)と声色を使え分けたり(後半で若干混じってるのには苦笑)、下着姿やOL、婦人警官等のコスプレ(?)を見せてくれたりと頑張ってる。監督はずいぶん楽しんでいるように思えるが彼女はそれどころではなかったのか、あんまり楽しんでいるようには見えないのが残念といえば残念。
オリジナルアニメの世代としては、子供心にドキドキしたセクシーさが少し物足りなく感じたが今の年齢でこれを観てドキドキしてもオカシイし、まぁこんなもんでしょ。ただ、幸田來未が歌う主題歌は声の質が当時のそれに近い感じで何とも懐かしく嬉しい。
やりすぎとも思えるあからさまなCGもそうだが、実写とアニメの融合という“ハイアニメーション”は、漫画かCMを観てるような感じで面白かった。全体の妙なハイテンションにはぴったし。深夜番組を観ているような感覚にも思える。
前半の弾けたノリと後半からクライマックスにかけて変に愛を語るノリが違いすぎて違和感を感じる。特に中盤にはいるPVのようなシーンは少し長すぎた。ハニーの孤独感は大事な要素ではあるが、あれはもう少し短くして後半の盛り上がりやストーリーの展開に時間を費やすほうが良かったのではないだろうか。
一番良かったのはブラック・クローを演じるミッチー。自然にカッコよかった。歌いながらの登場も良い。台詞のない京本政樹や秋夏子役の市川実日子、臭すぎるが案外早見青児(村上淳)も好印象。興行的にイマイチだったみたいだし劇場映画では難しいかもしれないからVシネマあたりで続編を観てみたい気もする。

原題CUTIE HONEY キューティーハニー
製作年2003
製作国日本
時間93
監督庵野秀明
原作永井豪
脚本高橋留美
庵野秀明
撮影松島孝助
出演佐藤江梨子
市川実日子
村上淳
及川光博
小日向しえ
片桐はいり
新谷真弓
手塚とおる
篠井英介

2004年10月20日水曜日

シルミド/SILMIDO



原題実尾島/SILMIDO
製作年2003
製作国韓国
時間135
監督カン・ウソク
原作ペク・ドンホ
脚本キム・ヒジェ
撮影キム・ソンボク
出演アン・ソンギ
ソル・ギョング
ホ・ジュノ
チョン・ジョエン
イム・ウォニ
カン・ソンジン
カン・シニル
イ・ジョンホン

2004年10月19日火曜日

ツイステッド

正直この手のサスペンスは、犯人の意外性が重要なファクターなのだが、残念ながらあまり意外性はなかった。そういう意味では平凡な作品。
ただ、映像やサンフランシスコの雰囲気、音楽などは良い感じ。A・ジャッドも良い。S・L・ジャクソンやA・ガルシアも良いのにかなり勿体無い使い方をしてる。その他沢山の面白いキャラクターが出ているのに伏線の張り方が甘く、心理サスペンスとしてはイマイチ。もっと色々と観る側を混乱させる持って行きかたがあるのになぁという印象。

原題TWISTED
製作年2004
製作国アメリカ
ドイツ
時間97
監督フィリップ・カウフマン
脚本サラ・ソープ
撮影ピーター・デミング
出演アシュレイ・ジャッド
サミュエル・L・ジャクソン
アンディ・ガルシア
デヴィッド・ストラザーン
ラッセル・ウォン
カムリン・マンハイム
マーク・ペルグリノ
タイタス・ウェリヴァー
D・W・モフェット

2004年10月18日月曜日

ターミナル

スピルバーグ監督作品を観るのは久しぶり。2年前の『マイノリティ・リポート』以来だ。もっと沢山観たいと思うんだけど、製作側にいることが多くて残念だ。
T・ハンクスは前作『レディ・キラーズ』から少し軽めの作品が続いてる。今回も空港に住む羽目になった男の話ということで、コミカルに演じているが、好きだった昔ほどのコミカルさはなくなっている。いつまでもコメディアンとしてのT・ハンクスが観たいファンとしては寂しい。
英語の話せないクラコウジア人役なのだが、これが巧い。顔はロシア系には到底見えないものの口調はそのもので、必要に迫られて勉強しながら少しずつ話せるようになっていく様はさすがだ。ビクター(T・ハンクス)の人の良さも滲み出ている。観ててつい応援したくなってしまった。
K・ゼタ=ジョーンズやS・トゥッチ、その他の登場人物も皆良いキャラクターを演じている。馬鹿笑いできるほどのコメディでもなく、涙を誘うほどのヒューマンドラマでもなく、空港での人間関係をさらりと描いたほどほどにハートフルなコメディ。あまり期待すると肩透かしをくらうが、ゆったりと観るとかなり良い。

原題THE TERMINAL
製作年2004
製作国アメリカ
時間128
監督スティーヴン・スピルバーグ
原案アンドリュー・ニコル
サッシャ・ジャーヴァシ
脚本サッシャ・ジャーヴァシ
ジェフ・ナサンソン
撮影ヤヌス・カミンスキー
出演トム・ハンクス
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
スタンリー・トゥッチ
チー・マクブライド
ディエゴ・ルナ
バリー・シャバカ・ヘンリー
ゾーイ・サルダナ
エディ・ジョーンズ

2004年10月17日日曜日

シークレット・ウィンドウ



原題SECRET WINDOW
製作年2004
製作国アメリカ
時間96
監督デヴィッド・コープ
原作スティーヴン・キング
脚本デヴィッド・コープ
撮影フレッド・マーフィ
出演ジョニー・デップ
ジョン・タートゥーロ
マリア・ベロ
ティモシー・ハットン
チャールズ・ダットン

2004年10月16日土曜日

モンスター

凄い凄いとは聞いていたが、確かに凄い。C・セロンと知らなければ気がつかないかもしれないくらいの変貌ぶり。ただ、途中見せる笑顔はやはり彼女のそれであることは確か。かなりブサイクメイクをしているものの、笑顔はやっぱりセロンのもの。キュートだ。汚れ役を体当たりで演じるのは、もちろん凄いことなのだが、それよりも我侭で矛盾だらけのセルビーを演じたC・リッチが良かった。
実在した彼女たちの生き方に同情はしないが、狂おしいほどの愛への渇望は共感するものがある。
ドラマ性を持たせるために切ないラストに仕上がっているが、実際のところ、アイリーンは13年間の服役の間に何を考え、刑の執行の歳には何を想って逝ったのだろうか。セルビーも然り。
作品自体は二人の熱演に脚本が薄れてしまった感がある。

原題MONSTER
製作年2003
製作国アメリカ/ドイツ
時間109
監督パティ・ジェンキンス
脚本パティ・ジェンキンス
撮影スティーヴン・バーンスタイン
出演シャーリーズ・セロン
クリスティナ・リッチ
ブルース・ダーン
スコット・ウィルソン
プルイット・テイラー・ヴィンス
リー・ターゲセン
アニー・コーレイ
マルコ・セント・ジョン
ババ・ベイカー

2004年10月15日金曜日

穴/HOLES



原題HOLES
製作年2003
製作国アメリカ
時間117
監督アンドリュー・デイヴィス
原作ルイス・サッカー
脚本ルイス・サッカー
撮影スティーヴン・セント・ジョン
出演シガニー・ウィーバー
ジョン・ヴォイト
ティム・ブレイク・ネルソン
シア・ラブーフ
クレオ・トーマス
パトリシア・アークエット
デュレ・ヒル

2004年10月14日木曜日

ヘルボーイ



原題HELLBOY
製作年2004
製作国アメリカ
時間132
監督ギレルモ・デル・トロ
原作マイク・ミニョーラ
原案ギレルモ・デル・トロ
ピーター・ブリッグス
脚本ギレルモ・デル・トロ
撮影ギレルモ・ナヴァロ
出演ロン・パールマン
ジョン・ハート
セルマ・ブレア
ルパート・エヴァンス
カレル・ローデン
ジェフリー・タンバー
ダグ・ジョーンズ

2004年10月13日水曜日

ガーフィールド

初めに猫が居て、後から犬を飼っている人間としては、かなり身近に感じた作品。必要以上にガーフィールドとオーディに感情移入をしてしまった。
内容はなんてことのない動物コメディなのだが、出てくる犬と猫を観ているだけで幸せな気分を味わった。もう普通には動物映画は観れないことに気がついてしまった。
アメリカではガーフィールドはスタンダードなキャラクターみたい。しかし、そういやみたことあるかもしれない程度の認識なので、お約束的な面白さはわからない。でも、その辺りは映像でちゃんと紹介されているし、B・マーレイの声もぴったしだったから何の違和感もない。欲を言えばジョン(B・メイヤー)とリズ(J・L・ヒューイット)のキャラクターをもう少し前面に出しても良かったような気がする。

原題GARFIELD: THE MOVIE
製作年2004
製作国アメリカ
時間81
監督ピーター・ヒューイット
原作ジム・デイヴィス
脚本ジョエル・コーヘン
アレック・ソコロウ
撮影ディーン・カンディ
出演ブレッキン・メイヤー
ジェニファー・ラヴ・ヒューイット
ビル・マーレイ(声)
スティーブン・トボロウスキー
アラン・カミング
ニック・キャノン

2004年10月12日火曜日

エクソシスト ビギニング



原題EXORCIST: THE BEGINNING
製作年2004
製作国アメリカ
時間114
監督レニー・ハーリン
原作ウィリアム・ピーター・ブラッティ
原案カレブ・カー
脚本ウィリアム・ウィッシャー
アレクシ・ホーリー
撮影ヴィットリオ・ストラーロ
出演ステラン・スカルスガルド
イザベラ・スコルプコ
ジェームズ・ダーシー
レミー・スウィーニー
アンドリュー・フレンチ
アントニー・カメルリング
ジュリアン・ワダム
ラルフ・ブラウン

2004年10月11日月曜日

コラテラル

T・クルーズが演じる初の悪役ということでかなり期待した。が、まぁそこそこという印象。
煌びやかなロスの裏側で一晩のうちに起こる事件がスピーディに展開していく脚本は面白かったが、折角のヴィンセント(T・クルーズ)のキャラクター背景がイマイチ映像化されてなくて残念。どちらかというとマックス(J・フォックス)に感情移入させて、ヴィンセントは謎の殺し屋という立場で作られているのだろうが、俳優としての存在感がそれを許さなかった。これはJ・フォックスがT・クルーズを食ってしまうほどじゃないということもあるが、観客としてはT・クルーズを観に来ているので、どうせなら、彼にスポットを当てるべきだった。
クールで完璧な殺し屋がちょっとしたことから計画が破綻して狂っていく様を前面に出すのだから、もう少し彼に関する前置きが必要。あのままだと初めからいきあたりばったりで殺しを繰り返していく無計画な奴としか見えない。マックスに固執する意味が全くないし。
白髪にして、殺し屋としてかなりのトレーニングをしたというT・クルーズはさすがにカッコよかった。あのとってつけたようなスマイルも極力抑えられていて渋かっただけに、そのキャラクターに深みがなかったのが残念だ。
ちょっと調べてみると、脚本段階でマックスは売れないコメディ作家がバイトでタクシー運転手をやっているという設定だったらしい。しかも最初の段階でキャスティングがアダム・サンドラーだったというから驚き。出来上がった作品は、完全なサスペンスだが、当初はコメディタッチだったのだろうか。それはそれで観てみたい気もする。
結局はリムジン会社のオーナーを夢見るという設定になり、タクシーの中でやり取りする会話に多少ユーモアを盛り込んだという程度に抑えられている。T・クルーズが活躍するならこれはやっぱり正解だったのだろう。
展開としては最後までびっくりやどんでん返しはなく予想通りなのだが、ラストはしっとりとして良い。あぁ、だからこそ、ヴィンセントのキャラクターに厚みを持たせて欲しかった。M・マン監督らしいCGや派手なアクションを前面に出す撮り方ではなく、男臭い雰囲気を描く人だが、『ヒート』や『アリ』を観ても肝心なところで踏み込みが足りないのも事実だからなぁ。勿体無い。
どうしても彼ら二人のストーリーなので他はおざなりになりがちなのは分かるが、ちょっとびっくりしたのはロス警察のファニング(M・ラファロ)の扱い。あんなにあっさりで良いのか?それと、オープニングでジェイソン・ステイサムがちらっと出てるのだが、後で絡んでくるのかと期待したらほんとにちょい役だった。個人的にはかなり残念。

原題COLLATERAL
製作年2004
製作国アメリカ
時間120
監督マイケル・マン
脚本スチュアート・ビーティー
撮影ディオン・ビーブ
出演トム・クルーズ
ジェイミー・フォックス
ジェイダ・ピンケット=スミス
マーク・ラファロ
ピーター・バーグ
ブルース・マッギル
イルマ・P・ホール
バリー・シャバカ・ヘンリー

2004年10月10日日曜日

CODE 46



原題CODE 46
製作年2003
製作国イギリス
時間93
監督マイケル・ウィンターボトム
脚本フランク・コットレル・ボイス
撮影アルウィン・H・カックラー
マルセル・ザイスキンド
出演サマンサ・モートン
ティム・ロビンス
ジャンヌ・バリバール
オム・プリ
エシー・デイヴィス

2004年10月9日土曜日

クライモリ



原題WRONG TURN
製作年2003
製作国アメリカ
ドイツ
時間84
監督ロブ・シュミット
脚本アラン・B・マッケルロイ
撮影ジョン・S・バートレイ
出演デズモンド・ハリントン
エリザ・ドゥシュク
エマニュエル・シューキー
ジェレミー・シスト
ケヴィン・ゼガーズ
リンディ・ブース
ジュリアン・リッチングス

2004年10月8日金曜日

ナショナル・セキュリティ



原題NATIONAL SECURITY
製作年2003
製作国アメリカ
時間88
監督デニス・デューガン
脚本ジェイ・シェリック
デヴィッド・ロン
撮影オリヴァー・ウッド
出演マーティン・ローレンス
スティーヴ・ザーン
コルム・フィオール
ビル・デューク
エリック・ロバーツ
ロビン・リー
ティモシー・バスフィールド

2004年10月7日木曜日

殺し屋1

あイタタタタタタ~。とにかく観ていて痛い。かなりな残虐シーンのオンパレードなのだが、惨たらしさはなくて何ともあっけらかんと痛い。
原作とは違った趣向に仕上がってるが、大きく離れるわけでもなく、垣原(浅野忠信)と一(大森南朋)の対決とそれを操る謎のジジイ(塚本晋也)の絡みを巧く映像化している。
山本英夫の漫画は、独特の絵で“生と性”を描いたものが多いが、その雰囲気を無理に出そうとせずに、キャスティングも良いし役者それぞれの雰囲気を巧く使ったという感じ。全体的に少し浮ついている気もしないでもないが、パワーでねじ伏せたというところ。
時間的制限から一を主役にせず、垣原を中心にもってきたのも良かった。原作の通りだと、一のキャラクターを描くのに2時間は全然足りない。垣原のの「絶望してーよ」という台詞とラストには哀愁すら感じた。浅野忠信は決して演技の幅が広い役者だとは思わないが、彼の目と雰囲気は大好き。大森南朋の弱虫ぶりも一見の価値あり。

原題殺し屋1
製作年2001
製作国日本
時間128
監督三池崇史
原作山本英夫
脚本佐藤佐吉
撮影山本英夫
出演浅野忠信
大森南朋
エイリアン・サン
SABU
塚本晋也
KEE
松尾スズキ
國村隼
寺島進

2004年10月6日水曜日

フロム・ヘル



原題FROM HELL
製作年2001
製作国アメリカ
時間124
監督アルバート・ヒューズ
アレン・ヒューズ
原作アラン・ムーア
エディ・キャンベル
脚本テリー・ヘイズ
ラファエル・イグレシアス
撮影ピーター・デミング
出演ジョニー・デップ
ヘザー・グレアム
イアン・ホルム
ジェイソン・フレミング
ロビー・コルトレーン
スーザン・リンチ
レスリー・シャープ
テレンス・ハーヴェイ
ポピー・ロジャース

2004年10月5日火曜日

ドライビング Miss デイジー

ミスデイジー(J・タンディ)の可愛いこと。ホーク(M・フリーマン)とのコンビがキュートで、微笑ましいったらない。
特に大きな山場もなく淡々と灰汁の強い老コンビの日常が描かれている。周囲の人たち(特に息子ブーリー(D・エクロイド))にとってはいい迷惑だろうが、ラストシーンでのデイジーの表情はたまらない。あんな表情ができる人生を送りたいと思わずにはいられない。
劇中の時間の経過が早くて少し戸惑ったが、ブーリーの頭髪が時の流れを映しているのには笑った。
時代背景や黒人と白人、ユダヤ人等の社会問題もあるのだろうが、そういう文化のない日本人としては全く気にならない。単なる老人の半生を描いた秀作。

原題DRIVING MISS DAISY
製作年1989
製作国アメリカ
時間99
監督ブルース・ベレスフォード
原作アルフレッド・ウーリー
脚本アルフレッド・ウーリー
撮影ピーター・ジェームズ
出演ジェシカ・タンディ
モーガン・フリーマン
ダン・エクロイド
パティ・ルポーン
エスター・ローレ
ジョー・アン・ハヴリラ
ウィリアム・ホール・Jr

2004年10月4日月曜日

シャイニング



原題THE SHINING
製作年1980
製作国イギリス
時間119
監督スタンリー・キューブリック
原作スティーヴン・キング
脚本スタンリー・キューブリック
ダイアン・ジョンソン
撮影ジョン・オルコット
出演ジャック・ニコルソン
シェリー・デュヴァル
ダニー・ロイド
スキャットマン・クローザース
バリー・ネルソン
フィリップ・ストーン
ショー・ターケル
アン・ジャクソン

2004年10月3日日曜日

キャリー

有名な作品である割に実は初見。
オープニングのシャワーシーンにどっきり。ホラーとは思えぬ青春ドラマにげんなり。狂気の母親マーガレット(P・ローリー)に哀しくなり、クライマックスですっきりした。ホラーとしてはラストシーンのみで、他はキングらしい物語だろう。
デ・パルマ監督にはなんの思い入れもないが、彼の映像テクニック云々という話はあまりピンとこない。残念なことかもしれないが、これはオンタイムで観ていない、コマ割りや回転、スローなどは当たり前の今の映画を観慣れたせい。
シシー・スペイセクといえば、真っ先に浮かぶのは『タイム・トラベラー』のキュートな母親役。決して美人ではないが、コケティッシュな可愛い人だ。この作品では当時27歳だったそうで、そうは思えない苦悩する清純な高校生を見事に演じている。物語が進むに連れ臆病なだけだった劣等感を持つ内気な女の子が徐々に綺麗になっていく様はさすが。さらにクライマックスでのあの目。怖さ以上に哀しさを感じるあの目と表情は、アカデミー賞を逃したとは言え、圧巻。
クリス役のナンシー・アレンは強烈な印象があると思ったら『ロボコップ』シリーズに出ていたことに思い当たった。彼女の作品はあれしか知らなかったが、それだけインパクトのある女優だと言うことを改めて認識した。もっと色々とメジャー作品に出てても良さそうなのに。
笑ったのはジョン・トラヴォルタ。らしいと言えばらしい役で出ていたが、もうちょっと活躍して欲しかった。

原題CARRIE
製作年1976
製作国アメリカ
時間98
監督ブライアン・デ・パルマ
原作スティーヴン・キング
脚本ローレンス・D・コーエン
撮影マリオ・トッシ
出演シシー・スペイセク
パイパー・ローリー
ウィリアム・カット
ジョン・トラヴォルタ
エイミー・アーヴィング
ナンシー・アレン
ベティ・バックリー
P・J・ソールズ

2004年10月2日土曜日

ミニミニ大作戦



原題THE ITALIAN JOB
製作年1969
製作国イギリス
アメリカ
時間100
監督ピーター・コリンソン
脚本トロイ・ケネディ・マーティン
撮影チック・ウォーターソン
出演マイケル・ケイン
ノエル・カワード
ベニー・ヒル
トニー・ベックリー
ラフ・ヴァローネ
ロッサノ・ブラッツィ
レリア・ゴルドーニ

2004年10月1日金曜日

007/トゥモロー・ネバー・ダイ

シリーズ18作目にしてピアース・ブロスナン2作目。
ピアース・ブロスナンの中ではこれが一番好き。これだけ世の中が変わるとスパイ映画の見せ所も難しいと思うのだが、割り切ったアクション映画として最初から最後まで楽しませてくれた。
ミシェル・ヨーの媚びないヒロインという設定と彼女のカッコよさも見所だろう。残念なのは、ボンドの秘密を知る昔の彼女パリス(テリー・ハッチャー)の存在。折角の面白いキャラクターがあまりにもあっさり扱われてしまっている。もう少し二人の過去に触れるシーンがあっても良かったのではないだろうか。
今回の世界征服を企む敵役エリオット(ジョナサン・プライス)の存在感も良かった。多少の演技過剰は007ならでは。
ストーリー展開も至ってシンプルだし。適度に広げた風呂敷をお約束のQによる秘密兵器やバイクアクションで巧く畳んだという感じ。何段階にも仕組まれたタイムクライシスという展開も、最後まで緊張を持続させてくれた。近代007シリーズのお手本になる作品に仕上がってると思う。

原題TOMORROW NEVER DIES
製作年1997
製作国アメリカ
時間119
監督ロジャー・スポティスウッド
脚本ブルース・フィアスティン
撮影ロバート・エルスウィット
出演ピアース・ブロスナン
ジョナサン・プライス
ミシェル・ヨー
テリー・ハッチャー
リッキー・ジェイ
ゲッツ・オットー
ジュディ・デンチ
デスモンド・リュウェリン
サマンサ・ボンド
ヴィンセント・スキャヴェリ
ジョー・ドン・ベイカー
コリン・サーモン