2004年8月14日土曜日

マッハ!

昔の香港映画を観ているような感覚が一瞬だけよぎるが、最初から最後まで息つく暇もなくムエタイ!ムエタイ!!ムエタイ!!!
娯楽としての香港映画と違うのは笑いの要素が少ないこと。その分緩急が無く物語としての完成度は低い。ただ、それを忘れさせてくれるだけの勢いはある。
スタントマン出身のT・ジャーとミュージッククリップ界出身の監督とのコンビなだけにとにかく見せる。格闘技最強を自負するムエタイは、映画界でもはやダンスと化したクンフー(それが悪いこととは言わない。観てて楽しいし)と違い目に新鮮。アクロバティックな技はそれだけで一見の価値はある。流行ればいずれクンフーと同じ道を歩むのだろうが。
今後、香港映画が築いた道を踏襲するだけではないタイのアクション映画が生まれることを期待する。

原題ONG-BAK
製作年2003
製作国タイ
時間108
監督プラッチャヤー・ピンゲーオ
脚本スパチャイ・シティアンポーンパン
撮影ナタウット・キティクン
出演トニー・ジャー
ペットターイ・ウォンカムラオ
プマワーリー・ヨートガモン
スチャオ・ポンウィライ
チェータウット・ワチャラクン
ルンラウィー・バリジンダークン

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