娯楽としての香港映画と違うのは笑いの要素が少ないこと。その分緩急が無く物語としての完成度は低い。ただ、それを忘れさせてくれるだけの勢いはある。
スタントマン出身のT・ジャーとミュージッククリップ界出身の監督とのコンビなだけにとにかく見せる。格闘技最強を自負するムエタイは、映画界でもはやダンスと化したクンフー(それが悪いこととは言わない。観てて楽しいし)と違い目に新鮮。アクロバティックな技はそれだけで一見の価値はある。流行ればいずれクンフーと同じ道を歩むのだろうが。
今後、香港映画が築いた道を踏襲するだけではないタイのアクション映画が生まれることを期待する。
原題 | ONG-BAK |
製作年 | 2003 |
製作国 | タイ |
時間 | 108 |
監督 | プラッチャヤー・ピンゲーオ |
脚本 | スパチャイ・シティアンポーンパン |
撮影 | ナタウット・キティクン |
出演 | トニー・ジャー ペットターイ・ウォンカムラオ プマワーリー・ヨートガモン スチャオ・ポンウィライ チェータウット・ワチャラクン ルンラウィー・バリジンダークン |
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