2008年3月9日日曜日

戦場のピアニスト

実は『海の上のピアニスト』と間違えて観た(笑)当然冒頭から重い雰囲気で始まったのでびっくり。148分という長丁場ながら大きな盛り上がりもなく、最後まで淡々と進んでいく。でも目が離せない。シュピルマン本人の回想録を基にした話だと、鑑賞後に知って妙に納得した。
戦争を舞台にした映画は沢山あるが、最近は特にリアルな戦闘シーンを目を引く作品が多い中、これだけ、戦争それ自体が他人事のように語られるものは少ないのではないだろうか。いや、もちろん彼にとっては他人事ではないのだけれど、運良く数多くの人たちに助けられながらひたすら災難が過ぎ去るのを待つ姿は、たぶん凄く共感できるだけに、戦争そのものは他人事に映っている気がした。それは単に彼の心情があまり多く語られないからなのかもしれない。原作も割とありのままを淡々と描かれているようだ。ぜひ読んでみたいと思う。

原題THE PIANIST
製作年2002
製作国フランス
ドイツ
ポーランド
イギリス
時間148
監督ロマン・ポランスキー
原作ウワディスワフ・シュピルマン
脚本ロナルド・ハーウッド
ロマン・ポランスキー
撮影パヴェル・エデルマン
出演エイドリアン・ブロディ
トーマス・クレッチマン
エミリア・フォックス
ミハウ・ジェブロフスキー
エド・ストッパード
モーリン・リップマン
フランク・フィンレイ
ジェシカ・ケイト・マイヤー
ジュリア・レイナー
ワーニャ・ミュエス
トーマス・ラヴィンスキー
ヨアヒム・パウル・アスベック
ポペック
ルース・プラット
ロナン・ヴィバート
ヴァレンタイン・ペルカ

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