2008年3月6日木曜日

ワールド・トレード・センター

あの日、僕は家でチャットをしながら、テレビから流れるあの光景を見た。あまりにも非現実的で、まるで映画のワンシーンを観ているようだったが、あれから6年以上が経ち、同じようにテレビで同じシーンを観ている。
あの時、あの場所で何が起こっていたかは、実際に現場に居合わせた人たちにしかわかならい。やはりこれは限りなく現実に近い“映画”なのだろう。監督が何を考えてこれを撮ったのか知らないが、この作品は良くできていると感じた。悲惨さを強調するわけでもなく、涙を誘うわけでもなく、衝突シーンや崩壊シーンもできるだけ抑えて、憤りや怒り、悲しみではなく、ただひたすら混乱していた様子と「何かしなければ」という強い意志が、極力音を減らすことで凄くよく伝わってきた。
ほとんど最初から最後まで色んな意味で涙を流しながら観ていた。去年、あの場所に行って良かったと、今さらながらに思った。この映画を観終わった今、もう一度訪れたいとも思う。
原題WORLD TRADE CENTER
製作年2006
製作国アメリカ
時間129
監督オリヴァー・ストーン
脚本アンドレア・バーロフ
撮影シーマス・マッガーヴェイ
出演ニコラス・ケイジ
マイケル・ペーニャ
マギー・ギレンホール
マリア・ベロ
スティーヴン・ドーフ
ジェイ・ヘルナンデス

0 件のコメント: