2008年9月14日日曜日

魍魎の匣

前作『姑獲鳥の夏』に続く“京極堂シリーズ”第2弾。1000頁を超える原作をいかに2時間程度にまとめるかというのが製作の腕の見せ所だろう。雰囲気という意味では前作の方がより原作に近い感じがするが、作品としては今回の方がよくまとまってる気がする。ずいぶんと設定を組み替えることで何とか全体の整合性をとっているんだけど、京極堂の見せ場が薄れてしまっているのと、クライマックスの派手さは無用だったというところが気になる。そういえば眩暈坂が出てこなかったんだけど・・・どうなってるんだ?
さて、関口のキャスティングが長瀬正敏から椎名桔平に変わったのは正解だろう。前作で感じた違和感がなくなった。欲を言えばもう少し神経質な教授肌の役者さんがいいんだけど、全体のバランスではちょうどいいのかもしれない。黒木瞳は予想外だったけどこれもばっちり嵌っていた。ま、もう少し若い人でも・・・。久保と美馬坂は宮藤官九郎と柄本明ではなくて、実は大沢樹生と寺尾明を想像していた。どうだろう?
シリーズとしてこのまま続くのだろうか。折角だから前作映画化して欲しいと思っている。

あ、そうそう。「箱に娘がみっちり・・・」という件は想像と違って隙間だらけだったのが残念。原作を読みながら思い浮かべていた箱には本当に隙間がない状態でみっちりと詰まっていて、それはそれは落ち着く・・・あわわ。

原題:魍魎の匣
製作年:2007
製作国:日本
時間:133
監督:原田眞人
原作:京極夏彦
脚本:原田眞人
撮影:柳島克己
出演:堤真一
阿部寛
椎名桔平
宮迫博之
田中麗奈
黒木瞳
マギー
堀部圭亮
荒川良々
笹野高史
大森博史
大沢樹生
右近健一
寺島咲
谷村美月
清水美砂
篠原涼子
宮藤官九郎
柄本明

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