M・N・シャマラン監督作品だということも知らずに観始めて、途中で気がつき、最後で納得してしまった。何かと賛否両論の多い監督だけど、そんなことは抜きにして、どうも感性が合わないというかツボがずれているというか…。別に嫌いでもないんだけどちょっと噛み合わなくて、毎回監督の創造する世界観に惜しいところで入り込めないでいる。唯一すんなり入ったのが『シックス・センス』。でも何が違うのか分からない。今回は、子供向けのファンタジーというか寝物語で聞かせる絵本がベースになっているということで、展開の強引さや設定の薄さはさほど気にならない。というかオープニングのアニメーションで絵的にも展開的にもほとんど語ってしまっていると感じたので、その続きとしての本編なわけだから、さほど違和感は感じなかった。逆に言えばこのくらい色々とデフォルメされてないと絵本的にならないのでは。
姿を現すスクラントの造詣も、出さなきゃ良いのに…と思いつつも絵本ベースだと思えばさほど無茶とも思わない。『サイン』の宇宙人に比べればよっぽど良くできてるでしょ(笑)監督がどんな思惑を持って映像化しているかなんてのはあまり興味がないので細かい指摘はできないけど、“ベッドで子供に読み聞かせる話”として良くできてると思う。面白かったかと聞かれれば一言では言い難いんだけど。
B・D・ハワードの日本で公開されてる作品はほとんど観てるんだけど、どれも同一人物だと思ってなかった。特に『マンダレイ』と本作での彼女とが同じ俳優だとは知ってからでも重ならない。これを巧いというのかどうかは分からないけど、どちらかといえば『マンダレイ』での彼女が一番人としてのパワーが感じられて好きだ。他の役も含めてストーリー(B・D・ハワード)は臆病過ぎて影が薄すぎる。苛々はしないけど重要人物とは感じれなかった。
まぁ、軽く観るには暗すぎて、腰を据えて観るには薄すぎるっていうのが印象。一応ハッピーエンドなんだけど、達成感も安心感もないという不安定な(というかシャマラン監督らしい)作品なんだろう。
| 原題: | LADY IN THE WATER |
| 製作年: | 2006 |
| 製作国: | アメリカ |
| 時間: | 110 |
| 監督: | M・ナイト・シャマラン |
| 脚本: | M・ナイト・シャマラン |
| 撮影: | クリストファー・ドイル |
| 出演: | ポール・ジアマッティ ブライス・ダラス・ハワード フレディ・ロドリゲス ジェフリー・ライト ボブ・バラバン サリタ・チョウドリー ビル・アーウィン M・ナイト・シャマラン ジャレッド・ハリス シンディ・チャン メアリー・ベス・ハート ノア・グレイ=ケイビー ジョセフ・D・ライトマン ジューン・キョウコ・ルー トム・マーデロシアン トヴァ・フェルドシャー |

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