D・ワシントンが画面にいるだけで骨太なドラマの印象を受けてしまうのはこの人の持つ独特の雰囲気なんだろうな。もちろん内容自体、病院のあり方や問題だらけの保険制度、父子愛を描いた骨太な作品なんだけど、ストーリーの流れは危うい。焦点を絞ってるだけにそこに関わる他の問題が破綻している。まぁ、そんなことを気にしてるとどんな物語も観ることができなくなるんだけどね。問題提起の立場とエンターテイメントとしての物語の構成を両立するのは難しいが、この作品では割と成功してると思う。そういう意味でラストの法廷シーンは、ドラマ的には蛇足かと思われたがしっかりと犯罪は犯罪と言い切ることで落ち着くところに落ち着いた。
これを観て考えることは沢山あるが、一番印象に残ったのは家族愛。ジョン(D・ワシントン)の行動はもちろん、母親(キンバリー・エリス)や友人が「何が起ころうと私はジョンの味方」と当然のように言い切るところは、アメリカ的だなぁと。もちろんそう言える友人はいるが、親類に関しては先に「人様に迷惑かけて・・・」と思うのがまだまだ日本的だろう。
しかし、ハッピーエンドよりもクライマックスでジョンの心臓を使うほうが泣けたと思うのは人でなしだろうか。
| 原題 | JOHN Q |
| 製作年 | 2002 |
| 製作国 | アメリカ |
| 時間 | 116 |
| 監督 | ニック・カサヴェテス |
| 脚本 | ジェームズ・カーンズ |
| 撮影 | ロジェ・ストファーズ |
| 出演 | デンゼル・ワシントン ロバート・デュバル ジェームズ・ウッズ アン・ヘッシュ エディ・グリフィン レイ・リオッタ ショーン・ハトシー |

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