2003年5月12日月曜日

マルホランド・ドライブ

やられた。公開前にJTBが主催した“マルホランドドライブツアー”があったとか、『ツインピークス』(未見)よりも面白いとか、テレビ用に企画されたけど最終的に映画メディアに乗せた、程度の情報は知っていたが、ミステリーであることすら知らず、内容は全く知らないまま観た。ぐいぐい引っ張られる。しかし途中、あのブルーボックスに鍵を差し込んだ瞬間からパニックに陥る。ストーリーを(自分なりに)把握するのに5分ほど掛かり、色々と考えながら後半を観た。そして最後の瞬間に解釈の方向が間違ってたことに気づかされる。熱烈なファンが様々なサイトで多種多様に論議をしているようだが、一応自分なりの解釈を得るまで観終えてからじっくり考えたが、ここに説明するほどのスペースはないので“死の瞬間の夢”だろうとだけ書いておく。
N・ワッツの初々しい感じはすごく可愛かった。同年代とは思えない可愛らしさはさすがに女優というところか。ご多分に漏れず惚れそうになる。L・ハリングとのラブシーンにはびっくりしたが、いやらしさを感じたのはむしろ最後まで観終えた後に思い出した時だった。それだけ純粋なベティ/ダイアン(N・ワッツ)の想いが画面上で先に立ったということだろう。リタ/カミーラ(L・ハリング)は残念ながらベティ/ダイアンがそれほどまでに好きになるような女性には見えなくて(単に好みの問題だろうが)少し残念。
D・リンチといえば『エレファント・マン』『イレイザー・ヘッド』しか知らないのだが、巨匠と呼ばれるだけあってすっかり魅せられた。もう一度、画面の隅々までチェックしながら観てみたいと思った映画も久しぶりな気がする。こうなるとやっぱり『ツイン・ピークス』も観なならんだろうな。

原題MULHOLLAND DRIVE
製作年2001
製作国アメリカ
時間146
監督デヴィッド・リンチ
脚本デヴィッド・リンチ
撮影ピーター・デミング
出演ナオミ・ワッツ
ローラ・ハリング
アン・ミラー
ジャスティン・セロー

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