シリーズ第19作。今回は随分と活躍する範囲が狭いような気がしたが、それも観終ってから。最初から最後までソフィー・マルソーに釘付けだったことは否定しない。撮影時で33歳になる彼女は昔『ラ・ブーム』で観たあどけなさの片鱗を残したまま妖艶で役にはまっていた。正反対のイメージを目指したであろうデニース・リチャーズは『スターシップ・トゥルーパーズ』での演技の硬さは多少取れていたもののボンドガールとしてはイマイチ華に欠けるのが残念。作中でとにかく運動量の多いピアース・ブロスナンの苦しそうな顔が、今までになく大変そうな感じがした。敵役のロバート・カーライルの存在感がイマイチだったことも、ボンドらしい“世界を股に掛ける”感があまりなかったことの要因だろうか。
この鑑賞記を書くまで知らなかったのだが、Q役のデスモンド・リュウェリンがこの撮影後に亡くなったらしい。残念なことだ。作中で後継者(ジョン・クリーズ)を紹介するシーンがあるのは偶然なのだろうか。とぼけた発明家として個人的に彼に期待するものは多い。
| 原題 | THE WORLD IS NOT ENOUGH |
| 製作年 | 1999 |
| 製作国 | アメリカ イギリス |
| 時間 | 127 |
| 監督 | マイケル・アプテッド |
| 脚本 | ニール・バーヴィス ロバート・ウェイド ブルース・フィアスティン |
| 撮影 | エイドリアン・ビドル |
| 出演 | ピアース・ブロスナン ソフィー・マルソー ロバート・カーライル デニース・リチャーズ ロビー・コルトレーン ジュディ・デンチ デスモンド・リュウェリン ジョン・クリーズ |

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