2004年4月4日日曜日

完全犯罪クラブ

邦題にだまされた。綿密に計算された完全犯罪を解き明かすというサスペンスを期待したもんだから、ずっこけもいいとこ。高校生二人組み(大体この時点でクラブとは言えないぢゃん)による完全犯罪の発想は良かった。かなり大雑把に描かれているが、科学捜査の盲点を突こうとした計画。しかし!しかしだよ。あまりにも突込みどころ満載すぎて、もう笑うしかない。そんな展開はないだろうよ。
B・シュローダー監督と言えば「ルームメイト」や「絶対×絶命」で秀逸なサスペンスを描いているが、今回も雰囲気は良い。ヒッチコックを彷彿させる画面イメージや全体に流れる緊張感はさすが。
キャスティングも本来主人公であるはずの高校生リチャード(R・ゴズリング)とジャスティン(M・ピット)はかなり良い感じだったにも関わらず、キャシー(S・ブロック)に重点を置いたのはなぜか?興行的な理由がかなりの部分を占めていると想像されるが、S・ブロックは製作総指揮に名を連ねるほどの力の入れよう。確かに今までの明るいイメージを払拭するような汚れ役に挑戦しているのだが、どうもミスマッチ。作り物のような表情の硬さは相変わらずなので、あまりシリアス感がでないのが敗因だろう。
サイドストーリーであるキャシーの持つ過去と主題の犯罪捜査が巧いこと絡まないのも大きなストレスになっている。沢山張った伏線がクライマックスで全てが明らかにされるような風にみせておいてほったらかしだし。
しかし、B級サスペンスとしてなら、それなりに楽しめる作品である。

原題MURDER BY NUMBERS
製作年2002
製作国アメリカ
時間120
監督バーベット・シュローダー
脚本トニー・ゲイトン
撮影ルチアーノ・トヴォリ
出演サンドラ・ブロック
ベン・チャップリン
ライアン・ゴズリング
マイケル・ピット
アグネス・ブルックナー
クリス・ペン

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