2004年6月10日木曜日

PERFECT BLUE

良質のサスペンス。きっと原作も面白いのだろうが、これは映像で観る方が面白いと思う。また、サトウトシキ監督、前田綾花主演による実写版『PERFECT BULE 夢なら醒めて…』もあるそう。ただ、アニメならではの描写が見事なだけに実写でどこまで夢と現実の交錯を表現できているのかと思うとあまり期待はしないほうが良いだろう。
現実世界での未麻(岩男潤子)と劇中劇『ダブルバインド』における未麻の役とが、精神的に追い詰められていく彼女の夢と現実として絡めて描かれていくところには、サスペンスを観る上で展開を先読みしようとする観客心理を見事に誘導していく。しかも結末までしっかりと期待を裏切らない。
内容的にはそれほど飛びぬけているとは思わないが、最後まで十分に楽しませてもらった。
この作品は海外でも高く評価されているそうだ。ジャパニメーションが世界に認知されているのは、単にアニメーションとしての完成度の問題だけではなく、こういった地に足の付いた脚本とその表現力があってこそなんだろうと改めて感じさせてくれた作品。これがなぜ実写だとチープになってしまうのだろう。

原題PERFECT BLUE
製作年1998
製作国日本
時間81
監督今敏
原作竹内義和
脚本村井さだゆき
撮影白井久男
出演(声)岩男潤子
松本梨香
辻親八
大倉正章
秋元洋介
塩屋翼
堀秀行
篠原恵美

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