DVの旦那から逃げるということで、『愛がこわれるとき』みたいなサイコサスペンスを期待したが残念。いや、展開は似てるかもしれないが、スリム(J・ロペス)が精神的にも肉体的にも強すぎ。しかも旦那(B・キャンベル)が全然怖くない。それでも逃げ出すところまでは良かった。しかし、仕方がないとはいえ、逃げるしかない状況に追い込まれた原因である子供の精神的苦痛をほとんど無視するようなスリムの行動はあまりにも痛い。立ち向かい打ち倒すというのはいかにもハリウッド的な発想なのはいいとしても、肉弾戦に持ち込んで観客の気分をすっきりさせようという安直な展開はどうなんだろうか。気楽に観るような内容ではないだけに、全然すっきりしない。あの旦那は確かにいけ好かない奴ではあるが、あそこまで執拗になるタイプとしては描かれてなかったし、あそこまでされるほどでもないだろう。あの手の男は他に痛い目に会わす方法があったはずだ。あんな親父が居るんだから。
DVに苦しむ女性たちならもしかしたら気分良く観れたのだろうか。あまりそうは思えないのだが。
| 原題 | ENOUGH |
| 製作年 | 2002 |
| 製作国 | アメリカ |
| 時間 | 115 |
| 監督 | マイケル・アプテッド |
| 脚本 | ニコラス・カザン |
| 撮影 | ロジェ・ストファーズ |
| 出演 | ジェニファー・ロペス ビリー・キャンベル ジュリエット・ルイス テッサ・アレン ダン・ファターマン ノア・ワイリー ブレッド・ウォード ジャネット・キャロル ビル・コッブス |

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