時代劇は別にして、初めて邦画で面白いと思った作品。当時は日本でもここまで派手なアクションができるんだと関心したもんだが、今観ると少し物足りないと感じたのはカメラ割り。爆破シーンやカーアクションは俯瞰を中心にしちゃダメだよなぁ。萩原健一や石橋蓮司、千葉新一、多岐川裕美、樹木希林と渋い役者が揃っているなか、これが久しぶりの芸能界復帰になった木村一八が割りと好印象。役どころそのままの青臭い演技だが、キャスティングとしては“あり”でしょう。荻野目慶子のキレっぷりは嫌いじゃないが、やはり浮いてしまってるのは否めない。普通の女の子だと締りがない雰囲気になるのは予想できるから、ある意味重要なキャラだとは思うが。それと、彼女の回想シーンはいらない。あんなもの挿入しなくても孤独感は出せるだろうに。
まだまだ突っ込みどころは色々あるが、全体的には緩急があって良かった。重鎮と若手の対決や、ギャングというファンタジーと生活観が滲み出るリアリティ、ブルースとロック等など表裏の対比が面白かった。
それにしても、自ら歌う『ラストダンスは私と』が流れる中、ラストシーンで神崎(萩原健一)がバスの中で銀行を見て子供みたいに目を輝かせるのが可笑しかった。
色々と御託を並べてみたが、そんなことは考えずに肩の力を抜いて単純に楽しめる作品である。
| 原題 | いつかギラギラする日 |
| 製作年 | 1992 |
| 製作国 | 日本 |
| 時間 | 108 |
| 監督 | 深作欣二 |
| 脚本 | 丸山昇一 |
| 撮影 | 浜田毅 |
| 出演 | 萩原健一 木村一八 荻野目慶子 石橋蓮司 千葉真一 多岐川裕美 原田芳雄 樹木希林 安岡力也 八名信夫 |

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