これもまた、R・ベッソン的なずれた面白さがある。ストイックなプロの運び屋。たまたま自分のルールをたった一度破ってしまっただけにややこしい事件に巻き込まれる。設定は面白いのだが、ストーリーの背景が薄すぎる(それがベッソン脚本の面白さとも言える)。コメディと言い切れない面白さというか、単に中途ハンパなだけなのだが。J・ステイサムもカッコいいんだか3枚目なんだかよくわからん。『ダイ・ハード』のJ・マクレーン(B・ウィリス)を狙ってるのかな。軍隊経験のあるストイックなプロの運び屋の割には行動が行き当たりばったりだったり、強いんだか弱いんだかわかんないんだよな。タルコーニ警部(F・ベルレアン)の存在がなければまったく面白くないものになってたかもしれない。話の核になる事件があまりにもあまりにもだし(結末は言わずもがな)、それに巻き込まれていく様も事件の内容よりもライ(S・チー)に惚れただけだと思うとちょっと情けないというか無理があるだろう。設定的には次回作もありえると思うので、登場人物よりもストーリーを魅力的にして欲しいと期待しよう。もう一度フランク(J・ステイサム)の活躍を観てみたいと思うのだ。
| 原題 | THE TRANSPORTER |
| 製作年 | 2002 |
| 製作国 | アメリカ フランス |
| 時間 | 93 |
| 監督 | ルイ・レテリエ |
| 脚本 | リュック・ベッソン スティーヴ・チャスマン |
| 撮影 | ピエール・モレル |
| 出演 | ジェイソン・ステイサム スー・チー マット・シュルツ フランソワ・ベルレアン |

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