2008年5月3日土曜日

オール・ザ・キングスメン

中々豪華な出演陣なんだけど、全体的に大人しい。ウィリー(S・ペン)の脂っこさというか強引さを前面に出す演出なのかもしれないが、その割にはS・ペンがミスキャストな印象が否めない。S・ペンは巧いけどあんまり政治家向きな顔と声をしてない気がする。尖った感じの雰囲気は静かな怖さはあっても怒鳴り散らすタイプの恫喝には向いてない。だからせっかくの周囲の枯れた演技が効果的とはいえなくなっている。というわけでウィリーがやり手だけど怨まれて当然という心証を得るにはイマイチだった。どうせならジョン・トラボルタとかアレック・ボールドウィンの方が似合ってる気がする。それからアダム(M・ラファロ)の動機もちょっと希薄すぎるなぁ。
ラストの血が交わりモノクロからカラーに変わるシーンは、非常に象徴的というか意味深だと思われるが、全く理解できなかった。これが人種問題が絡んだストーリーなら分かるんだけど・・・。
原作のモデルになったヒューイ・ロングというルイジアナ州の知事が実在するそうで、映画で描かれるような半生と最期だった(誇張や脚色はあるにせよ)ようだ。

原題:ALL THE KING'S MEN
製作年:2006
製作国:アメリカ
時間:128
監督:スティーヴン・ザイリアン
原作:ロバート・ペン・ウォーレン
脚本:スティーヴン・ザイリアン
撮影:パヴェル・エデルマン
出演:ショーン・ペン
ジュード・ロウ
アンソニー・ホプキンス
ケイト・ウィンスレット
マーク・ラファロ
パトリシア・クラークソン
ジェームズ・ガンドルフィーニ
ジャッキー・アール・ヘイリー
キャシー・ベイカー
タリア・バルサム
トラヴィス・M・シャンパーニュ
フレデリック・フォレスト
ケヴィン・ダン

0 件のコメント: