昔ながらの古き良きコメディ。観方によって笑い転げることも切なくなることもできる。過度に下品でもなく、もちろん決して上品でもない。F・オズ×S・マーティンの真骨頂といったところだろう。“分かる人には分かる”じゃ興行的には失敗なんだろうけども“好きな人にはたまらない”ということで二重丸。それにしてもやっぱりE・マーフィーは巧い。個人的にはあまり好きな役者じゃないんだけど彼の後に続く同系統の売れてる役者さんと比べても安心感が違う。時代の変化って残酷だと思うけどまだまだ活躍できる場所はあるはずだ。
キャストだけみるともっと予算をつぎ込めたとも思えるが、ずいぶんと低予算で作ったようだ。まさにボーフィンガーを地で行くB級ぶりは画面から滲み出てくる。その辺りからして泣けるのだが、ハリウッドにしがみつく映画人達の想いとパワーを思いっきり皮肉って笑い飛ばしてしまおう。
そういえばいつの頃だったか、ハリウッドで妙な新興宗教が流行ってるというニュースを見たことがあって、初見の時にずいぶん背中の冷たくなる思いをしたのを覚えているのだが、この映画が公開される前だったか後だったか。
| 原題: | BOWFINGER |
| 製作年: | 1999 |
| 製作国: | アメリカ |
| 時間: | 97 |
| 監督: | フランク・オズ |
| 脚本: | スティーヴ・マーティン |
| 撮影: | ウエリ・スタイガー |
| 出演: | スティーヴ・マーティン エディ・マーフィ ヘザー・グレアム クリスティーン・バランスキー テレンス・スタンプ ジェイミー・ケネディ バリー・ニューマン ロバート・ダウニー・Jr |













