さて、シリーズ3作目。期待しつつも落胆したくないので、まぁもともと深く考えるタイプの作品でもないだろうから、とにかく気楽に観た。批判的な意見は多いようで、オリジナルのゲームに思い入れのある人には不満だらけなんだろう。だけど案外楽しめた。単純にシリーズ作品として考ると、他の成功事例のように、設定のみを引き継いで場面の性格を変えていくという手法で「ああ、またか…」という落胆は防げていると思う。もはやゾンビ映画と言えるかどうかはともかく。観てると『マッドマックス2』をベースにしたのかと感じていたが、DVDにあった監督のコメントを聞いてそのまんまだったことにびっくり。メインターゲットである若い世代には目新しいのかもしれないが、オリジナルにあったあの圧倒的な負の迫力には到底物足りず、雰囲気だけを取り込んだことで深みに欠けるのが残念だ。続編も構想にあるようだけど、すっかりゲームの世界観からは外れてしまった上にラストシーンで見せたあの状態から広げた風呂敷をどうやってまとめるんだろう。今度は『マトリックス』をベースにするんだろうか。いずれにせよ、本来のホラー色を取り戻して欲しいと願うばかりだ。
今回一番不思議だったのが、前作で良いポジションにいたジル(シエンナ・ギロリー)とアンジー(ソフィー・ヴァヴァスール)が何の説明もほのめかしもなく出演していないこと。前作でせっかく意味深なラストシーンを見せたのに。もしかしてこの2と3の間を埋めるサイドストーリーをアニメで作ろうとしているとか?あ、それは正に『マトリックス』シリーズでやったことか(笑)
ところで、M・ジョヴォヴィッチのアクションが好き。単純にカッコいいと思う。作品としてはイマイチでもこれだけで観てて楽しい。そういう意味で目まぐるしく切り替わるアクションシーンも嫌いではないが、もう少し尺の長いカットを幾らか混ぜて欲しいものだが。個人的には体の切れが良い間にもう何本かアクション映画に出演して欲しいものだ。
もう少し活躍して欲しかったのがA・ラーター。彼女は『ファイナル・デスティネーション』からのファン。最近はTVドラマ『HEROES』に出ているがもっとがんばって欲しい。
| 原題: | RESIDENT EVIL: EXTINCTION |
| 製作年: | 2007 |
| 製作国: | アメリカ |
| 時間: | 97 |
| 監督: | ラッセル・マルケイ |
| 脚本: | ポール・W・S・アンダーソン |
| 撮影: | デヴィッド・ジョンソン |
| 出演: | ミラ・ジョヴォヴィッチ オデッド・フェール アリ・ラーター イアン・グレン アシャンティ クリストファー・イーガン スペンサー・ロック ジェイソン・オマラ マイク・エップス |

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