音楽に合わせて体を動かすっていうのはそれだけで楽しくなれるから凄い。いや、踊れないけど。ピエール(A・バンデラス)が「ほら、歩けたらもう踊れてる。」と言って軽いステップを踏むんだけど、なんだか羨ましくなった。社交ダンスは一人ではできないし(笑)これ実話を基にした作品で、実在する社交ダンスに関して凄い経歴を持つピエール氏がニューヨークを基盤して全米中に今なお広がり続けているダンス教室を広める第一歩を描いている。「社交ダンスを教えることで、男の子は女性に対する敬意を、女の子には自信を、そしてお互いに信頼を得ることを教えているんですよ。」とPTAに説明するシーンがあるのだけど、ああ情操教育ってこういうものなんだろうなってストンと入ってきた。アメリカで生き抜くために強くありながら人の善意を受け取れる余裕を持つことが、どれほど大変かなんて日本でぬるく生きている僕には想像もつかないけど。
映画のできとしては今ひとつ感がある。絵的に地味なのかもしれないけど、元々ダンスの地力がある子達だからか社交ダンスが上達する風景が省かれているのと、大会に向けて皆で盛り上がっていく雰囲気が薄くて、幾つかのイベントをこなしたらいきなりラスボスの前に立っていたった上に、しかもラスボスがあっさり倒れて戦った手ごたえもない感じと言ったらわかるだろうか。全体として優等生的にジェントルにまとまっているが、踊り(躍り)足りない。実話としているわけではないんだから、もっと感情的にあざとくても良かったのではないだろうか。
| 原題: | TAKE THE LEAD |
| 製作年: | 2006 |
| 製作国: | アメリカ |
| 時間: | 117 |
| 監督: | リズ・フリードランダー |
| 脚本: | ダイアン・ヒューストン |
| 撮影: | アレックス・ネポンニアシー |
| 出演: | アントニオ・バンデラス ロブ・ブラウン ヤヤ・ダコスタ アルフレ・ウッダード カティア・ヴァーシラス ローラ・ベナンティ ダンテ・バスコ ジェナ・ディーワン マーカス・T・ポールク イライジャ・ケリー |

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