2008年4月26日土曜日

ブラッド

吸血鬼モノのアクションホラーってゆうふれこみとL・リュー主演ってことで、ちょっぴり期待してたんだけど…やっぱりってゆーかこんなものってゆーか。
まず、ヴァンパイアである意味がない。いや、せっかく特異な設定なんだしもう少し吸血鬼ファンに対するサービスがあっても良かったのじゃないだろうか。これじゃただの猟奇殺人じゃん。それからアクションが・・・ない。いや、非人間なんだからさぁ、もっと飛んだり跳ねたりしようよ。最後まで結構テンポ良く進むので飽きることはなかったけど、芋づる式に死ぬ前にべらべらと次のターゲットの居場所をばらしてしまうってどうよ。敵役は組織立ってるわけでもなく、超人的な頭脳や体力があるわけでもなく、気分が盛り上がる戦いの準備があるわけでもなく、派手な決闘シーンがあるわけでもなく、淡々と復讐劇が進んで行くだけ。それにしてもボーガン一本ごときでやられるなよなぁ。
サスペンスとしてもイマイチ。罠の仕掛けあいや腹の探り合いもないしなぁ。一体この脚本の何が面白くて映画化したんだろう。しかも日本でも単館とは言え劇場公開されるなんて。唯一あるとすればセクシャルなシーンが最初から最後まできっちり盛り込まれていることぐらいだな。L・リューのヌードはきっと代役なんだろうけどね。大体、変にセイディ(L・リュー)やローリンズ刑事(M・チクリス)の苦悩とか描こうとするからどっちつかずになるのさ。もっとホラーなりアクションなり割り切った脚本にすればもっと面白くなるはず。シリーズ化まで考えてるのかどうかわからないが、幾つか伏線が張られたままになっているのが気になるけどまさか、ね。
さて、全編L・リューだったので、それはそれとして堪能した。可愛いところで、ちょい役かと思いきや最後までしっかり絡んだM・チクリスはどこの親父かと思ったら『ファンタスティック・フォー』シリーズのザ・シングなのね。今一歩もの足りない扱いなのはあっちもこっちも同じか。それからラスボスのJ・ダーシーもどっかで観たなと思ったら『エクソシスト ビギニング』の神父だったとは。両極端な役だけど結構似合ってたよ。でも悪役としては全然弱すぎ。C・グギーノだって勿体ない使い方してるよなぁ。
知らなかったけど、マコは映画としてはこの作品が遺作になっていたようで、結構色んな作品で分かりやすい東洋人の代表として活躍していたのに。ま、遺作としては残念な気もしないではないが、冥福をお祈りします。ってゆーかこの人生粋の日本人だったのね。

原題:RISE: BLOOD HUNTER
製作年:2007
製作国:アメリカ
時間:98
監督:セバスチャン・グティエレス
脚本:セバスチャン・グティエレス
撮影:ジョン・トール
出演:ルーシー・リュー
マイケル・チクリス
ジェームズ・ダーシー
カーラ・グギーノ
マリリン・マンソン
マコ
サミーラ・アームストロング
ロバート・フォスター
マーゴ・ハーシュマン
ジュリオ・オスカー・メチョソ
アラン・リッチ
キャメロン・リチャードソン

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