2003年8月9日土曜日

ハルク

原作のアメコミは全然知らない。が、あまり知らないが故に思い入れがない分普通に面白かった。アメコミにありがちな苦悩を抱えるヒーロー像(うんざりする位ステレオタイプ)が-本来ならもっと切ないくらいのファザコンぶりなのは覗えるが-意図してかせずかはともかく画面からはあまり感じられず、単なるアクション映画として空を翔けるシーンや壁をぶち破るシーンなど『ターミネーター』にすらないほどの爽快さで楽しんだ。CG部分も幸か不幸か丁度良かった。
欲を言えば、人の繋がりをもっと深く描いて欲しいところだ。ベティ(J・コネリー)とブルース(E・バナ)の繋がりは劇中では物足りない。それほど愛し合っているようには見えない。もしかして役者の相性なのかもしれないが。もちろんデヴィッド(N・ノルティ)のあらゆる執着心もバックボーンが足りなくて迫力に欠ける。
一番印象的だったのはJ・コネリーの美しさ。表情は固いが綺麗なので許す。それと、マルチウィンドウを使ったコマ割りと変な画面の切り替え。アニメを意識したものだろうがはっきりいってうざい。コマ割りはまだしも画面の切り替えは自然な方がいい。
キャラクターを楽しむなら原作のアニメを見たほうが良いと思うのだが、続編が出ればたぶん確実に観るだろう。

原題THE HULK
製作年2003
製作国アメリカ
時間138
監督アン・リー
原作ジャック・カービー
スタン・リー
原案ジェームズ・シェイマス
脚本ジェームズ・シェイマス
マイケル・フランス
ジョン・ターマン
撮影フレッド・エルムズ
出演エリック・バナ
ジェニファー・コネリー
ニック・ノルティ
サム・エリオット
ジョシュ・ルーカス

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