決して万人受けするタイプの作品ではないが、面白かった。モノトーンの画面といい、数学と哲学というテーマといい、理不尽さといい好きな要素ばかり。この作品では極端に描かれているものの、一般的にはあまり認識されていないが、数学と哲学とは表裏一体であるということは過去の著名な数学者はほとんど哲学者としても有名であるという事実からも言えることである。そういう意味で、マックス(S・ガレット)が研究に没頭するあまりにレニー(B・シェンクマン)の「神の名前である216の数字」という説明によって常軌を逸していく様は面白くもあり怖くもあった。そこでソル(M・マーゴリス)の「息抜きをしろ」という台詞が耳に残る。
何にせよ、インディーズということもあって、超低予算ならではの作品。作中流れるテクノ音楽もマックスの精神状態を上手く引き立てていた。
全然違うが『鉄男』を思い出した。
| 原題 | PI |
| 製作年 | 1998 |
| 製作国 | アメリカ |
| 時間 | 85 |
| 監督 | ダーレン・アロノフスキー |
| 原案 | ダーレン・アロノフスキー ショーン・ガレット エリック・ワトソン |
| 脚本 | ダーレン・アロノフスキー |
| 撮影 | マシュー・リバティーク |
| 出演 | ショーン・ガレット マーク・マーゴリス スティーヴン・パールマン ベン・シェンクマン サミア・ショアイブ アジャイ・ナディウ パメラ・ハート |

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