2008年10月25日土曜日

NEXT -ネクスト-

中々ソソる設定だなぁと思ってたら、やっぱりF・K・ディックの原作だったか。ってことはまた短編を引き伸ばしてるんだろうなぁ。と思って観たらやっぱり(笑)いやいや、もちろんそれなりに楽しみましたとも。
“2分先の未来を見ることができる”ってゆうか、この映像化だと“2分前の過去まで戻ることができる”っていう説明の方がしっくりくるよなぁ。だって“未来を見てる時間”は今の時間で一瞬なのか平行して進むのかってことなんだけど、先を見ながら今を見るっていう感覚は理解できないもん。それなら一旦体験したけどやり直しているって方がよっぽど受け入れやすい。さらに“自分の未来”しか見れないってんだし。しかも、「未来を見た時点で新しい未来は全く違うものになってしまう」って言ってるし。それじゃ見た未来は未来を見たという未来も含めて未来じゃないのか・・・ややこしいが、ともかく矛盾するんだよ。なんて難しいことは観ながらは考えない。
適度のアクションと適度のロマンス(というよりストーカー?)、薄めの陰謀ってことで軽く観ることができた。
細部に渡って綿密に矛盾点を潰す傾向にあるSF映画が多い中で、これだけ説明のないものもある意味すっきりしてていい。もちろん超能力なんて科学的に解明しようとする必要はないんだけど、荒唐無稽な設定を厚みのあるドラマに仕立てようとすると、ベースのドラマ部分に現実味を持たせるのは当然だと思う。ただこれはそこ(主役や悪役の背景とかFBIの捜査過程などなど)をまるっきり無視した大胆な脚本で、クリス(N・ケイジ)の能力そのものと、ここ何十年もある意味タブーにも思えた××オチを、これまた大胆に使ってしまったというところを賞賛したい。90分そこそこで切り上げたのも丁度良いね。
はっきりいってN・ケイジやJ・ムーア、J・ビールが何を考えてこの作品に出演したのか想像も付かないが、駄作とまでは言わないけど決してメジャー作品とは言えないんじゃなかろうか。CGも手抜き感があるし・・・。

原題:NEXT
製作年:2007
製作国:アメリカ
時間:95
監督:リー・タマホリ
原作:フィリップ・K・ディック
原案:ゲイリー・ゴールドマン
脚本:ゲイリー・ゴールドマン
ジョナサン・ヘンズリー
ポール・バーンバウム
撮影:デヴィッド・タッターサル
出演:ニコラス・ケイジ
ジュリアン・ムーア
ジェシカ・ビール
トーマス・クレッチマン
トリー・キトルズ
ピーター・フォーク
ホセ・ズニーガ
ジム・ビーヴァー
マイケル・トルッコ

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