2005年9月2日金曜日

ミリオンダラー・ベイビー

シンプルに女性ボクサーと頑固な老トレーナーとの成功物語だと思って観ただけに、後半の展開にはかなり戸惑った。しかし、C・イーストウッド曰くこれはラブストーリーだと。うーむ、確かにその通りだろう。師弟、父娘、友達そしてファミリー。それぞれの愛情がそれぞれに苦悩と幸福として絡み合う。良い作品だ。
しかし残念ながら、面食らったからなのか泣けるところまではいかなかった。残念だとは思うが、改めて考えても泣く作品ではないだろう。全体に静かにそして良い意味で重苦しい雰囲気はC・イーストウッドとH・スワンクではなく、M・フリーマンの佇まいと語りのなせる業。この雰囲気通り、寂しさとしかし確実に存在した幸せとをじっくりかみ締めることができただけで十分だろう。
フランク(C・イーストウッド)に迫られる苦渋の決断を主題ととるコメントを幾つか読んだが、そうではない。そこに目を取られると折角のドラマが陳腐になってしまう。あくまで一つの出来事なのだから。
「誰でも1回は負けるんだ・・・」という台詞が印象的だった。

原題MILLION DOLLAR BABY
製作年2004
製作国アメリカ
時間133
監督クリント・イーストウッド
原作F・X・トゥール
脚本ポール・ハギス
撮影トム・スターン
出演クリント・イーストウッド
ヒラリー・スワンク
モーガン・フリーマン
アンソニー・マッキー
ジェイ・バルチェル
マイク・コルター
ブライアン・オバーン
ベニート・マルティネス

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